春のMATTOTTI SERATA & MATTOTTI

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2月の早々にパリから戻り、その後すぐに春物の入荷ラッシュとお客様のご来店で、あっという間に1か月がたちました。

そんな時、ふとお店の窓の外に目を向けると2羽の鳥。寒椿に誘われて飛んできたのでしょう。もう春ですね。

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今日はMATTOTTISERATAとMATTOTTIの春の店内をご紹介します。

MATTOTTI SERATAのメインウインドウは、世界中のセレブに愛される、エレガントの極みオスカーデラレンタ。この春から本格的にお洋服もスタートしました。

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▲手前のブルーの花のブラウスは厚手のシルク(¥248,400)。奥のピンクのお花のスカートは光沢あるシルクサテンです(¥267,840)。今年のトレンドのAラインスカートということもあり、12月の入荷後からすでに何枚も売れています。2色とも買われたお客様もいらっしゃるほど、早速皆様の心を虜にしています。

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▲スワロフスキーのアクセサリーも新デザインがそろいます。

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ウインドウの後ろはオスカーデラレンタのコーナー。

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オスカーデラレンタは靴もとてもおしゃれです。こちらはバックジップで、素材はバックスキン、3色使いがお洒落すぎるほどです(¥149,040)。

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こちらのブラウスは凹凸あるシルクジャガード(¥289,440)。羽織にはランバンのレースのトリミングが上品なシルクカシミヤのニットボレロを組みあわせました(¥176,040)。そしてマナミKのネックホルダーが襟元を華やかにします(¥62,640オーダー商品)

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▲奥にはランバン、ニナリッチ、エマニュエルウンガロが静かな春夏のモノトーンを提案しています。

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▲手前のディスプレイ台はエマニュエルウンガロのプリントブラウスとコート。コーディネートにはニナリッチの春のツイードのバニラホワイトのスカートを合わせました。

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▲ブラウスはシルクシフォン(¥135,000)。コートはレーヨン混のコットン。裏地付きなので春の寒さにもお勧めです(¥191,160)。ランバンのグレーパールも合いますね。

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▲今年は各ブランド、レースのバリエーションが豊富です。ジャケット(¥335,880)はウエストラインがとても細く美しいシルエット。同素材のスカートもありスーツでディスプレイ。美しすぎるレース地のスーツにため息です。中に着せたエマニュエルウンガロのブラウスは襟元がフリルで袖なしのピンク地柄(¥76,680)。

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▲バックはニナリッチのオンディーヌから新素材が登場。フェイクリザードのカーフで今までで一番高級感があります。色は白とモカグレーの2色です

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▲高級感があるのにこの価格は嬉しいです(¥135,000)。

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▲お待たせしました。続いてランバン娘の登場です。今シーズンはミニ丈がたくさん登場しました。そして独特のレース遣いはアルベールエルバスのコケティッシュな感性を感じさせます。

向かって左は伸縮性のあるニットポンチ素材。厚手なのにとても軽いです(¥264,600)。右は大きなフラワーレースが豪華です(¥135,000)。スカートもニットポンチでとても履きやすい素材です(¥118,800)。

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▲ランバンのアクセサリーをするだけで可愛さが何倍にもなるのは皆さんご存知ですよね。お揃いで着けてみました。可愛すぎて近くを歩くたびに立ち止まってしまいます。花弁は紺色のシルクです(¥111,240)。

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▲そしてこの夏一番のおすすめがランバンの厚底サンダル。黒とブルーのコントラストがランバンらしいデザインです。とても軽いのにびっくりします(¥110,160)。

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奥にはランバンのコーナーとオスカーデラレンタの豪華なアクセサリーが揃います。ランバンのシルクスカーフは今年流行の細長いタイプ。アイコンのLANVANの文字がポイントです(¥55,080)

 

続いてMATTOTTIの売り場をご紹介。

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▲入口すぐにはハイダーアッカーマンのレザーライダースのバックプリントをディスプレイ。超かっこいいけど価格も大人の価格です(¥453,600)。隣に掛けているお揃いのペイントバックは超お手頃(¥8,640)。

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▲メインディスプレイは、ハイダーアッカーマンのレザーベストと、今年からリスタートしたパコラバンヌのスプリングコート2体が今年の春一番のモードさを提案しています。

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▲手前のオフシロのコート(¥339,120)はパコラバンヌ。デザイナーは、元バレンシアガのニコラの下で実力を磨いた33歳のフランス人デザイナー、ジュリアン・ドッセーナ。ビッグシルエットのデザインと、独自の素材使いが今の気分にぴったりです。1月にパリのカンボン通りにショップをオープンした事を前回のブログでご紹介しました。世界的にも期待が高まる証拠です。

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▲手前のバッテンプリントが目立ったレザーベストはハイダーアッカーマン。毎日眺めていると買ってしまいそうになるほどかっこいいベストです(¥367,200)。

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▲クロスも先日入荷しました。人気のパイナップルバックは今シーズンはビックサイズ(¥197,640)。手前のショルダーはチェーンがシルバー¥103,680、奥のBOX型は¥186,840。

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▲メゾンマルジェラの雑貨も個性が光ります。キラキラとしたスノーボールの丸形ヒールの美しさには、履かなくても手に入れたくなるほどの魅力があります。履き心地も抜群でとても安定感があります(¥180,360)。価格も高いと顧客様からはクレームの嵐ですが、ゲットされた方もおられ、その方のお洒落感性の高さを改めて感じさせられます。隣は長さの変えられるネックレス¥39,960。ベルト¥52,920。

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▲そしてMATTOTTIに欠かせないブランド、ドリスヴァンノッテン。店頭にはこのワンピースと他3点しか出ていないほどの人気です。

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▲今シーズンのテーマ、上級なアンダーグラウンド、アップタウンに潜むタブー。何とも言えない毒々しさを、いとも簡単にエレガントにそして可愛く仕上げてしまうドリス氏のひねりのきいた感性に脱帽です。

こちらはそのタブーと言われるモヒカン(髪型)を表現したワンピース。素材はコットン100%です(¥132,840)。。

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▲毒々しいのに可愛いですよね。不思議・・・。モヒカンは刺繍になっています。

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▲年末にドリスから届いたグリーティングカードも飾っています。お財布はクロコの型押し。ピンクのグラデーションが春らしい色です(¥41,040)。

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▲ショールックのゆったりめのデニムのパンツ(¥45,360)は今シーズン一番の人気アイテム。毎日沢山のお問い合わせを頂いておりますが、数量が足りない…涙。

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▲店内中央は早々と初夏のアイテムが並びます。

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▲中央台には、先ほど紹介したパコラバンヌのコートの色違いをディスプレイ。3月4日からパリコレなので、そのときまでまだあれば、どちらかの色を買ってパリコレに着ていくつもり。皆さんその前に是非見に来てくださいね。

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▲ショートラックは、メゾンマルジェラ、アンドウムルメステールが並びます。

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▲手前はアメリカの詩人E.E.CommingsとフランスのアーティストLaurent Gassoの二人のアーティストのオマージュのポエムがプリントされたタンクトップ。向かって左¥39,960 右¥38,880。

奥は向かって左からY-3のスニーカー¥35,640、MM⑥のスパンコールスニーカー¥51,840、MM⑥のサンダル¥63,720が足元のモードさを演出してくれます。

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▲バルマンもそろいました。この春夏のテーマ、サファリ色が好評です。手前のサファリのシャツ(¥192,240)はリネン100%で真夏には前を開けると羽織にもなります。定番のロゴ入ノースリーブのトップスは白とセーブルの2色です(¥37,800)。

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▲私がこの春一番に選んだのは、ハイダーアッカーマンのブラウス(¥105,840)とショートジャケット(¥165,240)の組み合わせ。昨年から人気のパウダーピンクのブラウスは新デザインのノースリーブ。この春ようやく手に入れられました。

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そして今年のトレンドの中でも最もお勧めがショートジャケットです。ショートジャケットは着こなしがむつかしそうに感じられますが、インナーを長めに持ってくると簡単に取り入れられます。

袖口を折り返すと裏地の白が効いて、さりげないお洒落感も出せると思います。

さて、いよいよ3月4日から2016年秋冬のパリコレクションです。

アルベールエスバスの去ったランバンは新生ランバンをどう魅せてくれるのか…。どこにもない独自の世界に想像もつかないドリスバンノッテン。初めてのプレコレクションは自分のすべてではないと画像公開を阻止したハイダーアッカーマン。アンしか着ない…という顧客をたくさん持つ教祖的存在のアンドウムルメステール。そして、世界にまだまだこれから成長をし続ける世界に羽ばたくジャパンメイドのサカイ…等々。

デザイナーの感性の競演は、まだ見ぬ世界が、恵まれた世代の私たちにとってもかなりの刺激的な事実であることに期待を持ちながら、その感じた全てを皆様にお伝えしてまいります。

まずは春をむかえたMATTOTTIに是非お立ち寄りくださいませ。ご来店心よりお待ちしております。

オーナーバイヤー岩高

2016年秋冬パリバイイング報告(最終日)

▼パリバイイング最終日。
最後のブランドは、アルベールエルバスの去ったランバン。
展示会場に不安と期待を持ちながら入ると、意外にも、いつもと変わらぬ熱気に溢れていました。
これは大丈夫!と直感しました。
2016年秋冬プレコレクションをデサインチームで完成させたランバンは、80年代のニューロマンティックがテーマ。
フリルやレース、パフスリーブ、ミックステクスチャー等、
ブリティッシュロックが満載で、とても若返ったコレクションでした。
その訳は、デサインチームに洋服はクロエから、シューズ、バックはセリーヌからのスタッフを抜擢したからとのこと。
画像はNGですので、若がえったコレクションの一部をご紹介します。

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▼バイイング最終日はナイトフライトで日本に帰る為、空港までの迎えのタクシーまであと1時間。
今回は体調を壊したりして殆どパリのショップのリサーチは行けなかったので、
残りの1時間はサントノーレに先月オープンしたパコラバンヌのショップへ。
25日のオープニングパーティーに招待されてましたが行けなかったので見てきました。
場所はパリ最古のシャネルの店があるかの有名なカンボン通りです。
ショップはパコラバンヌのアイコンの⚪を使った壁面でモードさに溢れていました。
早速ウインドウには春のコートがディスプレイされてました。
マトッテイにも同じコートが先日入荷しています。
パリで話題のパコラバンヌ。是非ご覧くださいませ。

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▼パコラバンヌのショップの通りには、ココシャネルがパリに始めて開いたショップがあります。
シャネルのショップは今や沢山ありますが、ここは意外にも静かでその当時の趣のままにたたずんでいるような気がします。
ウインドウには春のディスプレイが並んでいますが、何故か最後の2枚は、
ランバンのディスプレイに少し似ているような気がしました。
パリでは、アルベールエルバスはディオールではなくシャネルに行くのではないかとの噂もあることから、
そう見えるのかもしれませんね。

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▼2016年秋冬プレコレクションのパリのバイイング無事終了し帰国しました。

年明けのパリのテロ事件により、パリのファッションのこれから、街の治安等の不安もあり、
今回は渡仏を断念したバイヤーも多かったと聞いておりましたが、
私たちはバイヤーの使命を果たすべく恐る恐るパリに向かいました。

そして、実際、パリはいつもと同じで私たちを迎えてくれました。
パリの人たちは動じない強さを持っている、そしてパリを愛しているからパリから決して離れることはないと感じました。

特に今回のバイイングでは、デザイナーが心から愛を持って商品提案に臨んでいると感じました。
その一部を紹介します。

⚫ディプティ
閉鎖された地下の空間で、私達だけに、特別な時間と独自の商品のプレゼンを自ら語ってくれたデザイナー。
久しぶりに感動しました。商品に対する愛と情熱をわかって、
それをお客様に伝えることが出来る店だけに売りたいという愛に心打たれました。

⚫ハイダーアッカーマン
初めてプレコレクションを行ったハイダーアッカーマンは、
バイヤー意外には商品を公開しないでほしいと一切の画像をシャットアウト。
SNSで好き嫌いを勝手に評価される時代に抗議する姿勢は、自らの商品を誰よりも愛しているからこそだと感じます。

⚫デニスコロン
カシミヤのストールは今まで沢山見てきましたが、デニスコロンのカシミヤは違っていた。
デザイナーの暖かい心が宿ったような、今までに味わったことのない軽くて包み込まれるような暖かさ・・・。
優れた商品とはデザイナーの愛情がこもっているんです。

⚫ザ・ロー
オルセン姉妹はわずか20歳代で上限無しのクレジットカードを持つ生活をしていたセレブだから
誰もが成功するのは当たり前と思うが、最初は何度も世界のバイヤーからのダメ出しを受け続け、
ようやくパリで展示会を開けるまで努力を惜しまなかったという。
ザ・ローというブランドを着ることで皆が幸せな気持ちになれるという気持ちが伝わるまで努力を続けた二人の真の愛を感じる。

バイイングの度に、沢山の愛をもらい、そして私もまた愛を届ける。

沢山愛情をもらった話はまだまだ続きますので、是非皆様にお店でさせてくださいませ。

明日からマトッテイにて皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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オーナーバイヤー岩高