店頭はまだまだ春夏商品でにぎわっていますが、一方、既に秋冬のファッションの話題で盛り上がっています。5月26日(木)~2016~17の秋冬ご予約会がスタートしました。ブログでは、わたくしオーナーバイヤー渾身のブランドセレクトの解説をいたします。
▼春夏大好評のオスカーデラレンタ。得意のAラインスカートのバリエーションもたくさん揃えました。
▼プレコレクションでは、シルクのブラウスにツイードのスカートの組み合わせがお勧めです。
▼ニナリッチのプレコレクションは、1950年代のフランスのファツションモデルの一生をストーリに表現、それにマスキュリンテイストも加味した、たおやかな都会のエレガンス。
▼ニナリッチ、パリコレクションのテーマは〝恋する女性”。輝きのある素材と繊細なレースを組み合わせたデザインは圧巻の美しさです。
▼アルベールエルバスの最後のエッセンスが詰まったプレコレクション。80年代のブリティッシュロックの王、デュランデュランが着ていたようなフリルやレースなどのミックステクチャー。
▼そしてエルバス不在のまま、パリコレを行ったランバンは、シネマトックなレトロな世界にタイムスリップしたコレクションを発表しました。
▼若い世代にバルマンの魅力を広めたオリビエルスティンは、マリーアントワネットの甘くロマンティックな女性が最も憧れる夢の世界に引き込んでくれます。
▼ファーストブリージの才能が開花したエマニュエルウンガロは、国内でも取り扱いがMATTOTTIだけという貴重なエクスクルーシブブランド。
▼天才ガリアーノ曰く、メゾンマルジェラのパリコレは、香水の濃度に例えると一番濃い香水だとか。彼の濃い魅力が詰まったコレクションです。
▼ハイダーアッカーマンは、テロなど不安情勢が続く世の中に、皆がハッピーになってほしいと鮮やかなピンクを打ち出しました。秋冬から初のプレコレクションをスタートしたハイダーアッカーマンにも期待が高まります。
▼ドリスヴァンノッテンは、30年代の大富豪の女性の奇天烈な狂気な日常をメンズライクなアイテムやディティールで独自に表現しています。
▼アンドウムルメステールは『アンファンソバージュ』をテーマに、ワイルドで自由奔放なプリンセスがイメージ。安定したコレクションを発表し続ける実力はさすがです。
▼マトッティの新ブランドに抜擢されたのは、アメリカのセレブリティ、オルセン姉妹が手掛けるザ.ロー。何シーズンかショールムに足を運び続けましたが、ようやくその魅力をお伝えできる時が来ました。
▼国内でも取り扱いが貴重なレディースクロス。秋冬は極上のリラックスなムードあふれるエアリーウールのコートや、ダブルフェイスのカシミヤハーフジャケット等が揃います。
▼サカイのプレコレクションは、”LIIFE” 。本来の”LIFE”より1文字〝I”が多いのは、〝I”=アイ=愛。を足したから。”LIFE”(人生)により多くの ”I”(愛)を…という阿部さんのメッセージが込められたコレクションです。
▼サカイパリコレクションは『love will save the day』。プレコレクションの流れをそのまま引き継いだ〝愛“がテーマ。LOVEの概念を探求することから生まれた、デザイナーの愛あふれるメッセージが詰まったコレクションでした。
▼リックオウエンスは、尖ったストリートを感じさせながらも、心地良いカシミヤのニットが充実。布帛はベルベットのロングコートや、ウールリネンのコートはリックだからこそ実現したデザインです。
▼パリのマリークレール賞や、LVMH賞とLongchamp賞をダブル受賞した、元コムーンのデザイナー古館郁が手掛けるアエヴェス。ロンドンのセントマーティンで学び、今もパリで活躍を続ける彼女の独自の理論が魅力の待望の新ブランドです。
▼08サーカスは迫力ある大人の女性を、ミニマルなアイテムとクリーンな素材とカラーで魅せます。5月には東京の郊外に初のショップをオープンし、益々その世界観を広げています。
▼3月に表参道に、日本初のショップを構えたMM⑥。独自のパリエッセンスの詰まったコレクションは、アイテムはもちろん、オリジナリティあふれるスタイリングが楽しめます。
▼元シャネルで働いたキャリアを持つ中西恵美は、ドイツ在住で現在は信州大学で博士課程を習得中という、常にストイックな挑戦を続けるデザイナー。エミドウッファとブランド名も改め益々ちから強いコレクションを披露しています。
▼今シーズンのレナードプランクは、日本のリクエストを反映し、ハットの高さを低くした新しいデザインが登場。またカラーもブラウンからネイビー、ボルドーと幅広いカラーのコレクションを展開しました。
パリコレではショーのすぐ後にSNSで画像が拡販され、シーズンを待たずにその場で商品が買える?という今のファッション業界の大問題にデザイナー達はどう答えを出したのか…。
賛否両論が繰り返される中ですが、私には何の問題でもありません。素晴らしいオートクチュールや、オリジナリティのあるプレタポルテは、ショーを終えた時点で、どうしてクイックリーに商品を販売提供できるのでしょうか?
デザイナーは、半年間、ジャーナリストの議論にストレスを抱えながら全身全霊をかけてショーを迎え、その後、デザイナーを取り巻く生産やパターンチームが、再度念入りにサンプル商品を見直し、ようやくさらに3~5か月後に、消費者に間にあうように商品を作り上げる…。
そのシステムとこだわりの時間はけっしてショーの後にはできないしありえないのです。
私バイヤー達も、今日という日のために1年前からバイイング計画を立てて、そしてパリまで赴いて、そしてようやく今日という日が迎えられるのです。
世界にファッションライフを提供することを使命とする、デザイナーからバイヤーまでの一貫したクリエイティブチームの渾身の秋冬コレクションを、是非バイヤーや、お店のスタッフのプレゼンテーションをお聞きいただきながら、もう間もなく入荷を迎える秋冬コレクションを待ち遠しく楽しんでいただければと思います。
ご来店心よりお待ちしております。
オーナーバイヤー岩高
MATTOTTI・La cham blancでは、スタッフ募集をいたします。
詳しくはとらばーゆに掲載しております。
http://toranet.jp/t/r/T103040s.jsp?rqmtId=42606173&SET=03&ST=P16&ecd=03&__u=14631296314652404130619620172882
ご希望の方は各店へ履歴書をお送り下さい。
<レディース>
■「MATTOTTI」「MATTOTTI SERATA」
神戸市中央区山本通1-7-11 Demain 1F TEL:078‐232-3963
■「La cham blanc」
神戸市中央区北野町2-7-18 Rins Gallery 1F TEL:078-230-2633