2019秋冬パリ、プレコレクションバイイング Vol.5

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▼パリバイイング最終日。昨日より更に冷え込み、今日は雪の予報が出ています。

2019年秋冬オスカーデラレンタ、プレコレクション。インドのヴィンテージのエスニックプリントが沢山登場しました。
アートデコフローラル、タペストリーフローラル、パッチワークストライプ、クロッシュ…。

ディティールでは、タッセル、アシメトリー、スペシャルワイドパンツなどで、

エスニックな世界をオスカーデラレンタ独自の才気でエレガントに仕上げています。

そして、チュールを細かく駆使したドレス等、圧巻のソワレに溜め息です。

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▼今朝もかなり冷え込み、雪が降って来てました。

コレット跡は、サンローランのショップが建設中です。

雪か積もってきて、滑りそうなので、向かいのカフェ、LA COUPE DORのクロックマダム注文して雪をしのぎます。

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▼2019年秋冬ザ・ロウ、プレコレクションは、モロッコの遊牧民からのインスピレーション。

遊牧民が持つ日々の生活の知恵は、テントやロープの使い方は勿論、過酷な砂漠の生活から身を守る、

衣服の着こなしのアイデアとも言える、重ね着、温度調節、レイヤリング等から学ぶことができます。

それを、現代の私たちが住む都会を砂漠に反映し、日々のサバイブを

生き抜くためのファッション自体に結びつけたコレクションになっています。

来シーズンから一切の画像がNGになり、皆様にはお店でもご覧いただけず、本当に申し訳ございません。

デザイナーの力の限りを尽くしたデザインを意図も簡単にコピーしてしまう人達には本当に呆れますが、

それが売れる時代ですから、仕方の無いことだと諦めるしかないのでしょう。

最高に上質でクリーン。無駄をそぎおとした美しさ溢れるザ・ロウ。是非ご期待くださいませ。

※画像はザロウとは関係なく、雪化粧したの今朝のオペラ座です。

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▼この季節はパリも5時頃には真っ暗になります。

雪はもう止みましたが、夜も道中の人達を楽しませてくれるのがパリです。

今回のパリは、初日にジレジヨーヌ(イエロージャケット)情報が入り、ホテルから缶詰めで1ブランドのショールームに行けなかったり、

あるブランドは、とある理由で展示会をとりやめたり、またメンズのバイヤーは、パリの空港の積雪の為、ミラノからの飛行機が滑走路に降りれず、

着陸直前に急上昇し遅延。そのため乗り継ぎの飛行機に乗り遅れたりと、波乱づくめでした。

(因みに昨年はパリでインフルエンザにかかりひどかったですが…。)

一方、展示会はどこも熱く、サカイは勿論ですが、トーガもパリで展示会をしており、日本のデザイナーも世界に向けて発信するパワーを感じました。

そして、各デザイナーから共通して感じるのは、デザイナー自身がデザインする服を通して着る人に夢を与え、幸せな気持ちになって貰いたいという

一心が服に現れているということ、そしてそれを着た人達のお洒落な姿は、周囲の人達をも元気にし幸せに繋がるという事。

デザイナーは1か月後には、また最新のパリコレクションを披露します。本当に頭の下がる思いです。

私がいつも全身全霊を捧げるデザイナーの作品からパワーを貰えるように、

これからもお店を通し皆様に全身全霊でファッションの楽しさをお伝えしていけるよう頑張って参ります。

では26日から皆様のお越しをお店でお待ち致しております。

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オーナーバイヤー岩高

2019秋冬パリ、プレコレクションバイイング Vol.4

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▼2019年秋冬、アンドウムルメステール、プレコレクションは、メンズコレクションの

ランウェイの中でレディースも一部発表されていました。

ショーを見たとたん、懐かしさのある、そして若々しさを感じました。

その理由は、後日ショールームでプレスリリースを頂いたときに分かりました。

以下ブランドのプレスリリースをご紹介します。

70年代と80年代には、フランドル地方の大都市アントワープは挑発的で活発なヴィジュアルアートと

音楽によるカウンターカルチャーの最もアクティブな中心の1つであり、パンクが人々を先導していた。

ベルギーのパンクロックバンドThe Kids、デュオのアーティストClub Moralやヨーゼ・フボイスの活動や

エキシビジョンは反抗的な若いエネルギーを生み出し、アントワープ王立アカデミーの若い卒業生の糧となった。

この豊富なアバンギャルドな考えにコンテンポラリーの捻りを加えて再解釈された

今シーズンのコレクションのデザインは折衷と様々な影響の衝突を刺激する。

シンボル、スローガン、パターンとカラーは、オルタナティブなヘリテージをより活き活きとさせる。

スキニーなレザーのトラウザーにはバイカーブーツを履き、実用的なミリタリースタイルのベルトを何重にも巻いて
ウエストを縛る。

カーゴパンツやウールコートにはタシスト・カモフラージュプリントが使用。

イレギュラーなルースニットは魚の網のようで、クラフトなディテールがDIY感覚を呼び起こす。

シルバージュエリーはアントワープの神話、シルヴィウ・スブラボーの切り落とされた

手を呼び起こし、万智の永遠の反抗精神のシンボルとなっている。

以上プレスリリース。

 

クリエイティブ、ディレクターのセバスチャン・ムニエが、自分がまだデザイナーとしてブランドに居ない頃、

アントワープシックスを引き起こしたベルギーファッションの文化的脈絡や、アンドウムルメステールのカリスマを回顧し、想像し、

原点に戻って探求したコレクションだと書いてあったのです。

アンドウムルメステールの精神を心から尊敬し大切に継承する、セバスチャン・ムニエは、

2019年秋冬コレクションで、再びその時代を私達に魅せてくれたのです。

皆様と一緒にその世界を楽しみたいと思います。

※商品画像はNGです。

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▼少し時間が出来たので、久しぶりにギャラリーラファイエットへ。

ここの吹き抜けの天井は本当に見事です。
4階辺りには、スケルトンの張り出したテラスが設けられ、そこから広大な空間を楽しめるようになっていました。

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▼ギャラリーラファイエットに来ると、ラグジュアリーブランドを一気にリサーチし、次なるブランドを研究模索します。

そして1月のパリはセール真っ只中。物凄い人、人、人…だらけ。

バレンシアガはやはりパリでも人気のようで、各フロア全てにショップがあるほどです。

少しの時間でも人混みは疲れます。少しだけ5階のでカフェタイム。

ここからはパリの景色とエッフェル塔が見える穴場です。

今日は寒い霞に浮かぶエッフェル塔が見えました。

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オーナーバイヤー岩高 

 

2019秋冬パリ、プレコレクションバイイング Vol.3

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▼昨夜は-4℃まで冷え込んだパリ。


今朝も-2℃の寒さでオペラの前も凍ってて滑る人もいました。

今日はロングコートの下にアンドウムルメステールのパーカーを着込みました。

 

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社長はクロスのコート、斎藤はトゥーグッドのコートで、バイイング行ってきます。

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▼2019秋冬ハイダーアッカーマン。

白い空間に、赤の花が所々に活けられた美しいショールーム。

BALENCIAGA等のロゴがストリートファッションを牽引する今、ハイダーはロゴではなく、

ピュアでクリーンでリラックス、そして穏やかなラグジュアリーな世界を表現しました。

ピュアでクリーンには水色やレモンイエローを用い、

ラグジュアリーには一部レザーをデザインに加味する等、対極したストリートを確立しました。

ハイダーは、チームのスタッフに「私達は物を作っているのではなく、夢を作っている」といつも伝えているそうです。

私も、店頭スタッフには「物を売ってるのではなく、デザイナーの魂が宿る服を集め、お客様のライフスタイルを豊かにするものを売っている」と伝えています。

ハイダーの服を着ることでお客様の夢を叶えられるよう来秋冬も精一杯努めて参ります。

★商品画像はNGです。

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▼ハイダーアッカーマンからクロスのショールームへ移動。

その間、歩いて15分ぐらいの時間を楽しみます。

然り気無いポスターや貼り紙、看板、落書きまでもが全てパリはアートです。

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▼クロスのショールーム横の花屋さん。

いつもこの季節、球根類の芽が春を呼んでいます。

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▼2019年秋冬クロス。

いつもと変わらない入口を入ると、ローラとモルガンの笑顔が優しく私を迎えてくれます。
そして秋冬は新しい雰囲気のコートが沢山登場しました。

ベビーキャメルのへアを内蔵したウォータープルーフのダウンコートやブルゾン。

ウールリネンのエレガントなコート。

ウールとコットンのダブルフェイスのコート、ウールカシミヤのニットコート、アブリアードステッチがポイントのジャケットとスカートとストール。

そして、コッポラボの帽子もオーダーしました。

 

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▼今日のランチはアマディ氏と一緒に手作りのショートパスタとチキンと野菜の煮込みを頂きました。

いつも納品されると、スーッと店頭から無くなるほど人気のクロス。

来秋冬は少しオーダーも増やしましたので、もう少しゆっくり見てもらえると思います。楽しみにしててくださいませ。

★商品画像はNGです。

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オーナーバイヤー岩高

2019秋冬パリ、プレコレクションバイイング Vol.2

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▼パリでプレコレクションを発表しているトーガ・プルラ。

広々とした落ち着いた空間は窓からもパリの雰囲気が望めます。

2019年秋冬は、いつもよりとてもシックなコレクション。

先ずは渋めの赤やカーキ等に目を惹かれます。

また、全体的にスポーツの要素がミックスされ、ワンピースやブラウスといったエレガントなアイテムにフードを付けたり、ボア素材に撥水加工を施したり、

初の登場となったダウンコートは、ロングベストとショートブルゾンが切り離せるユニークなデザインに仕上がっていました。

勿論、人気のウエスタンシャツも健在です。

今年の春からラシャンブランでスタートしたトーガ・プルラ。

秋冬も皆様の日常を楽しませてくれる事でしょう。

※商品画像はNGとなっております。

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▼パリ、TRANOI会場前は、色とりどり、表情豊かな沢山のマスコットが一斉に並ぶパフォーマンスです。

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▼新デザイナー、ボッターとリズを迎えた新生ニナリッチは、3月のパリコレクションに期待を募らせます。

そして、ニナリッチのショールーム近辺は、パリで一番最先端のファッションブランドが軒を連ねます。

ディオールのウインドウは特に迫力満点。

 

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▼切り絵を重ねた中に飾られたジュエリーの演出もとてもお洒落でした。

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オーナーバイヤー岩高

2019秋冬パリ、プレコレクションバイイング Vol.1

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▼2019年秋冬パリ、バイイング行ってきます。

今回はマルジェラのレトロフィット履いて頑張ります!

最新情報も楽しみにしてて下さいませ。

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▼パリ、バイイング初日

19日は早朝からパリのシャンゼリゼの方から左岸のアンバリッドの方にかけてデモが発生し、

非常に危険で女性バイヤーについては外出禁止令が出てる会社もあるとの事。

私も仕方なく昼過ぎまでホテルで待機することにしました。

その間、今回のバイイング用に選んだメゾン マルジェライのユニセックスの新アイコンスニーカー「レトロ フィット(Retro Fit)」をご紹介します。

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「レトロ フィット」は、クリエイティブ・ディレクターのジョン・ガリアーノが2018年秋冬「デフィレ」コレクションで

提案した”リラックスド・グラマー”を表現する新アイコンスニーカー。

その名は、回想・回顧を意味する”レトロスペクト(Retrospect)”に由来しています。

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どこか懐かしさを感じさせる「レトロ フィット」のフォルムは、

スノーボードブーツをはじめとするアイコニックなスニーカーの要素をミックスすることによって誕生しました。

そこに、誇張したボリューミーなソールを組み合わせています。

また、アッパーの一部がカットされ、シューズの内部にあるはずのスポンジがむき出しになっている点も大きな特徴。

さらに、若者たちの”履き込んだ”スニーカーを彷彿とさせる、経年劣化したような加工が施されています。

ネーミングの通り、履いた瞬間から足にフィット!足もあまり大きく見えないところもエレガントで気に入っています。

生憎全サイズ完売しておりますので、今回のパリで新作等も含めてあればオーダーしてきますね。

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▼テロも少し落ち着いた様でしたので、恐る恐るホテルを出て、地下鉄も危ないので、歩いてサカイのショールームへ向かいました。

今朝10時に2019年秋冬のメンズコレクションを発表したばかりのサカイ。

ショールームには、そのホヤホヤのコレクションがルックの順に並んでいました。

そのルックのなかに、レディースのプレコレクションがメンズに馴染みながら差し込まれています。

●2019年プレスリリース
(一部抜粋)

文化のるつぼの概念を、サカイのシグネチャーであるハイブリッドに適用し、自由に、そして軽やかにあらゆる要素が混ざり合わさる。

ロンドンの伝統的なバー、Bar Italiaに象徴される一体感と「存在の自由」を讃して。

部分的帰属によって自発的に課される境界に縛られることなく、

あらゆるものが取り替えられ、或いは混ぜ合わせられながら身近な衣服の原型に落とし込まれる…。

クラッシックなフランネルパンツはパフォーマンス素材のレギンスとハイブリッド。
ジャケットの下に着用されるセーターは、アウターレイヤーへと反転。
フェミニンなブラウスは敢えて未完成のまま残される。

Bar Italia×sacaiのTシャツとフーディー。

また昨シーズンからスタートしたクラシックコレクションから、人気のMA1やダウンもオーダーしました。

2019年秋冬は今までより少し大人らしい魅力を見せたサカイ、かなり良かったですね。

ショールームでは画像はNGですので、コレクションルックの一部をご紹介致します。

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