▼昨シーズンから、アーティスティックディレクターにデザイナーデュオの
ルシェミー・ボッターとリジー・ヘレブラーを起用したニナリッチ。
老舗メゾンには大胆な新人の起用でしたが、パリコレのデビューショーでは高評価を得ていました。
2020年春夏はデザイナーの故郷カリブ海をベースに、ニナリッチのアーカイブの根底を引き出し、
フェミニンとマスキュリンを再解釈しクリエイティブに再生したコレクションを作り上げました。
カリブ海を彷彿させるコバルトブルー、水色、イエロー、スパイシーレッド、オレンジ色のアイテムは、
ワクワクする春夏カラーが沢山です。
ショールームのフラワーアレンジもそんなカラフルな色合わせがとっても印象的でした。
最後にデザイナーと記念撮影。
マトッテイのミックスセレクトに新しい風が吹いてきそうです。
乞うご期待くださいませ。
▼パリにショップオープンを控えたオスカーデラレンタ。
ラグジュアリーでスペシャリティな雰囲気が漂う2020年春夏コレクション。
19世紀の日本の軍隊からのインスピレーションによる、憲章やチェーンを使いミリタリーなアイテムが強い女性を表現します。
また、花鳥風月、ボロ刺し子もシックなデザインに落とし込まれています。
毎シーズン人気のボタニカルガーデンプリントもとっても綺麗でした。
▼パリは昨日に増して猛暑です☀️😵💦
セレクトショップ「コレット」の跡にサンローランがオープンしていました。
以前のWWDに、家賃高騰が要因の一つと書かれていたコレットでしたが
たった10年ほどで幕を引くのはとても残念な気がします。
家賃だけの問題であれば移転先を考える、ブランド戦略を改善するなど、
色んな方法で続ける事も出来るはずではないのでしょうか。
実質私の店でも問題山積を抱えながらも、純粋にファッション提案を使命としているから、
30年続けることができているのだと思います。
わすが10年で世界の人気ショップの地位を得られたのなら、更にいばらの道を歩んでこそ
「やっぱりコレットはすごい!」と言われる店を作って欲しかったと思います。
続けることの難しさを、難し事と思うのかどうかは、それを乗り越えた人だけが感じる事が出来るのだと思います。
そして私達はまた次の壁に向かって、新たなファッションを見つけにショールームに向かいます。
オーナーバイヤー岩高