2020年春夏パリメインコレクションバイイング VOI.7

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▼2020年春夏オリヴィエティスケンスのバイイングは、先日ショーを行った同じショールームで行われました。

カラーグラデーションを統一した壁はオリヴィエティスケンスのブラックな世界と相反する優しい空間です。

入り口正面には先日のコレクションを終えたオートクチュールのドレスが飾られ、

広々としたソファーの奥にはティスケニアン達がショーで履いた靴が並び、

その奥の部屋にはショーサンプルがテーマごとに並べられています。

そして部屋の一角からの窓から素敵な中庭が広がっていました。

オリヴィエティスケンスは確実に一つ一つ夢を叶えて行く強さと実力を持っています。

その強い信念こそが、世界のバイヤーに認められ、

バイヤーからこの世の美しい女性の元に届いていくのです。

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▼春夏オリヴィエティスケンスのスタイリング。レースのドレスやワンピース。

レース使いやノーカラーのジャケット、ラムレザーの半袖ジャケット、ランジェリービスチェ、

レイヤードロングスカート、ストレッチパンツ、ワイドデニムパンツ…。

そして、ようやくパーティーサンダルも登場しました。

素敵なアイテムが沢山ありすぎるのでここでは一部をご紹介します。

ショールームでは、オリヴィエティスケンスがいつも一緒にデザインやあらゆる製作を共にしているSteffyさんもご紹介頂きました。

全身オリヴィエティスケンスのスタイリング。

特にレザージャケットにランジェリーブラの着こなしがとてもお洒落で素敵な女性でした。

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▼オリヴィエティスケンスの春夏のコレクションでモデルが付けていたアイウェア(サングラス)がショールームで新たに発表されました。

オリヴィエティスケンスとジャック・マリー・マ―ジュのコラボレーションです。

サングラスの横にはオリヴィエティスケンスのTのロゴマークが新たにデザインされています。

デザインは2型でカラーのバリエーションも豊富。

とても軽く、また国内用にノーズパットもリメイクされる予定です。

来春はオリヴィエティスケンスの仕上げのスタイリングに欠かせないアイウェアとなるでしょう。

勿論私もオーダー済みです。

Jacques Marie Mageジャック・マリー・マージュについて次に詳しくお伝えします。

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▼オリヴィエティスケンスとのコラボレーションとしてから新しく発表されたアイウェア、

ジャック・マリー・マージュ(Jacques Marie Mage。

ブランドのはじまりは、2001年ロサンゼルスに移住してきたフランス人のジェロム・マージュによってスタジオが設立されました。

2015年からスタートした新鋭アイウェアブランド、ジャック・マリー・マージュは、

LAとハリウッドを拠点に置き、品質の高さと素材によりラグジュアリーでありながらも、

時代を掴んだ遊び心あるデザインで、瞬く間に世界に名を轟かす人気ブランドへと成長しました。

特徴は最大10mmの重厚感のあるフレームで、デザインと耐久性の共存を体現しています。

そのフレームにはスターリングシルバーや18金などのマテリアルもアクセントに使われ、

高級感が醸し出されて、これらのこだわりのメガネは日本で製作されており生産数はごく少数のみとなっています。

公式サイト

http://jacquesmariemage.com/home/

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▼オリヴィエティスケンスとジャック・マリー・マリアジュのコラボレーションアイウェアのローンチパーティーが、夜開催されました。

入口は昼間とは違った蛍光カラーの演出。

中庭にもオリヴィエティスケンスから招待された沢山のファッション業界人がDJとシャンパンで盛り上がっていました。
オリヴィエティスケンスともパリコレやショールームの内装、日本文化、

国際レース美術館(後程報告します)の彼の作品についてなど、沢山の話をしました。

パーティーに誰が来てるかは問題ではなく、オリヴィエティスケンスが誰を呼んだか…。

それは今まで自分を支えてくれた人、そして自分で選んだ感性溢れるプロ達。


一歩一歩自分のペースで、そして自分の感性を信じ続け、前進し続けるオリヴィエティスケンス。

近いうちに日本、そして神戸に来ることも約束しました。

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オーナーバイヤー岩高

2020年春夏パリメインコレクションバイイング VOI.6

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▼2020年春夏ドリスヴァンノッテン。

パリに来る前に既に驚いたのが、フィナーレにドリスヴァンノッテン氏と、

かつて色の巨匠と言われたクリスチャン・ラクロアが一緒に登場していたこと。

それはなぜなのか…。

非常に興味深くショールームを訪ねました。

ドリス・ヴァン・ノッテンは、2020年春夏コレクションの製作に臨む際、

90年代の楽しかったファッションの時代を思い浮かべながらデザインボードを制作していると、

クリスチャン・ラクロワのデザインイメージに似ていると感じ、オマージュとして製作するならば、

一緒にコレクションを作れることができないかと考えオファーに至ったと。

一方、クリスチャン・ラクロワはオファーを受けて快諾。

今年3月からドリス ヴァン ノッテンのデザインチームと一緒に、コレクションを作り上げていったとの事。

尚、今回はモチーフやロゴを使用するだけのコラボレーションではなく、ドリス ヴァン ノッテンに参加するという形のため、

タグにはクリスチャン・ラクロワの文字は記されていません。

ドリス・ヴァン・ノッテンが、自身のコレクションにデザイナーを迎え入れたのは今回が初めて。

クリスチャン・ラクロワのクチュールメソッドを存分に取り入れた”ファッションを楽しむため”のコレクションは、

ジャーナリストやバイヤーから高評価を得ているようです。

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▼ドリス ヴァンノッテンは今季クリスチャン・ラクロワと共に全コレクションを作りあげました。

ラクロワは2009年に自身のブランドを閉鎖するまで、色彩とプリントの巧みな使い手として名を馳せたオートクチュールデザイナー。

花やドット柄とアニマルをぶつける情熱的なコディネートや、金銀糸も織り込んだ華やかなジャカード使い、

フリルやリボンを駆使したアイテム、大きく丸い袖のクチュール的なドレスなどにラクロワの仕事が見られます。

ドリスヴァンノッテンは、フランスのイオン地方の17世紀から続くジャガードの老舗に依頼し、

19世紀のパターンをドリスだけの為にリバイバルさせたエクスクルーシブファブリックも圧巻です。

世界に暗いニュースが多い中、少しでも明るい日々が過ごせるよう、

ドリスヴァンノッテンとクリスチャンラクロアの2人が魔術をかけてくれような気がするのです。

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▼2020年春夏ニナリッチは、デザイナーデュオの、

ルシェミー・ボッターとリジー・ヘンブラーが子供の頃の遊び場のビーチをテーマにしました。

パリコレチケットに貼り付けられたチューインガムに似せたパーツと、

シートに置かれたお土産のチューインガムがまさにその代表的なものでした。

・バブリシャス(チューインガム)

 =イコール

 ニナリシャス

 これはニナリッチを『ニナリシャス』と造語で表現し「ニナリッチに溢れている」という遊び心。

二人は『ファッションやクリエーションは、遊び場』と捉え、

ショールームは前回同様彼らが集めたフィギュアやゲーム機が並べられていました。

実際昨日は二人がゲーム機であそんでいたようです。

各テーブルも独自のカラーに変化させたフラワーアレンジがとってもお洒落でした。

来春のニナリッチを着て子供の頃の無垢な遊び心を懐かしく楽しみましょうね。

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▼ニナリッチのクリエイティブディレクターの、ルシェミ・ボッターとリジー・ヘンブラーは

『ファッションやクリエーションは、遊び場』

と捉え、ショールームは前回同様彼らが集めたフィギュアやゲーム機が沢山並べられています。

独自のカラーに変化させたフラワーアレンジととってもマッチして、

二人が「一緒に遊ぼうよ」と誘ってくるようなとってもユニークなショールームでした。

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オーナーバイヤー岩高

2020年春夏パリメインコレクションバイイング VOI.5

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▼ようやく体調も回復してきました。

ご心配をお掛けした皆様、またショールームでは温かい飲み物など沢山のお気遣い有難うございました。

バイイングもかなり変更し最終日まで詰め詰めのスケジュールですがショールームの新作にパワーを貰いながら最後まで頑張ります。

今日は9月にオープンしたオスカーデラレンタのパリ初のショップでバイイングです。

ドリスのトップスにザロウのブラウスを重ねて新店内の螺旋階段で撮影しました。

オスカーデラレンタ パリショップ
4 Rue de Marignan 75008


については詳しく後程お伝え致します。

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▼9月10日に、4 Rue de Marignan 75008にオープンしたオスカーデラレンタ。

シャンゼリゼ通りから少し入った、セリーヌやニナリッチ、向かいはアライア等、ラグジュアリーブランドが肩を並べるパリの一等地です。

オスカーデラレンタを纏うマネキンが飾られたウインドウを入ると目の前に豪華な螺旋階段が私たちを迎えてくれます。

先ずはウィンドウと1階です。

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▼優雅な雰囲気をゆっくり味わいながら螺旋階段を上がると、2階は3つのフロアーに別れ、

其々に独自の家具や什器が配置され、私達をオスカーデラレンタの至福の世界に導いてくれます。

そして、圧巻は一番奥の壁一面の絵画。まるで美術館にいるかのような錯覚に陥ります。

実はこの壁は、ショップの改装中に壁を剥がしていたところ、壁の奥にもう一枚の壁画が発見され、

それがかなり剥離していた事から同じ壁画を描き直し再現した壁画なのです。

その再現作業でショップのオープンが遅れたとの事。

そんな奥深い魅力を秘めたショップに、皆様もパリに来られましたら、是非立ち寄り、

オスカーデラレンタの世界観をご堪能されると共に、この壁画を実際の目でご覧になって欲しいと思います。

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オーナーバイヤー岩高

2019秋冬パリ、プレコレクションバイイング Vol.4

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▼パリに来てから2日目に入り途端に体調を壊し高熱が出てしまいました。

歩くこともできないほどでしたので、已む無く、楽しみにしていたハイダーアッカーマンのショーを断念。

代わりに社長のレポートをご覧ください。

会場前はハイダーらしいカッコいい大人のファッションマニアが終結していたようです。

「ハイダーアッカーマンのショーがAlma Maceauのパレドトウキョウで行われました。

入口でウォッチングしているとハイダーらしくモードで斬新なデザインや色目の人達が目立ちました。」

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▼ハイダーアッカーマンのは来春夏もメンズとレディース合同のショーを行いました。

メンズライクなジャケットスタイルとエレガントなストリートアイテムやカラーはMATTOTTIでも不動の人気を得ています。

ショー後のバイイングまでには体調回復します(レポートは社長)

「2020 Spring & Summer collection Haider Ackermann」

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▼アンドウムルメステール、2020年春夏コレクションのキーメッセージは、1974年の有名なヒットソング、

ドリー・パートンの『ジョリーン』の歌詞をコレクションの型破りな出発点にしています。

以下プレスリリースより

デザイナー、セバスチャンムニエは、今年、インデーズのノイズムュージシャン、

『リングア・イグノタ』のパフォーマンスをアントワープのアンダーグラウンドに見に行きました。

そこで『リングア・イグノタ』がジョリーンのカバーを歌い始めた瞬間、

オーディエンスを沈黙にさせ、その感情的な瞬間からこのコレクションが生まれました。

(中略)

アンドウムルメステールは今年25周年を迎えます。

セバスチャンムニエは、アンドウムルメステールに関わって5年であり、ファッション業界での表舞台に立ってからの20周年の記念すべき年を静かに祝います。

来春夏のコレクションには、そんな彼の過去から現在のクリエイションに影響を与えたエレメントがブレンドされています。

私の方は、午前中はベッドから起き上がれない状況でしたが、何とか身繕いし、

朦朧としながらのセレクトでしたが、このショールームでの時間の中で得られた新たな出会いに確実にパワーを貰えた事は確かです。

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▼今回のアンドウムルメステールのフラワーアレンジ。

ワインカラーとホワイトの大胆な組み合わせに、訪れる秋と来春夏の季節の融合を感じます。

コーナーごとのアレンジの違いのセンスにもうなされます。

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オーナーバイヤー岩高