2025春夏パリバイイング VOL.1

昨夜パリに到着。

今朝の気温は16℃と、思ったより温かいです。

バイイング初日。
メゾンマルジェラからスタート。

美しいショールームの窓から見えるエッフェル塔を眺めると、今回もパリに来れた感謝の気持ちに溢れます。

画像やコレクション内容は公表出来ないのですが、来春もマルジェラのクリーンで軽やかなコレクションでした。

ドリスヴァンノッテン、ショールーム。

今回のパリコレで1番注目されたともいえるだろう、ドリスヴァンノッテンのDNAを受け継いだチームでの初のコレクション。

パリコレの舞台の裾で、チームの活躍を見守っていたというドリス氏。

ショーについてはそれぞれの見解を耳にする。

コレクションは、まずドリスヴァンノッテン氏がテーマや生地に関わったという。

特に印象的だったのは、97年のリバイバルプリントの作成への経緯。

その当時の生地を作っていた店は既に廃業していた為、新たに制作が可能な店を探し同じ生地の作成に至ったという。

また今回は、それぞれのアイテムごとのチームに別れてしっかりと作品を作り込んだという。

結果、予想以上のオーダーになりそうです。

新生ドリスに乞うご期待ください。

※画像はショールームに飾られた蘭の華。
コレクションのテーマを静かに表現していました。

今回のパリに選んだのは、ポールハーンデンのセットアップです。

パリの最低気温が事前に6℃と知って、薄手のコートは寒そうだし、冬のコートはまだ少し早いと思って最終的にセレクトしました。

1日に4cmしか織れないハンドメイドのツィードジャケットは一昨年の宝物。インナーが薄手でもとっても温かく、更に襟を上まで留めると荷物になりがちなストールが不要です。

スカートは独自のデザインに惹かれ、この秋手に入れた新作の貴重なスカートです。

今日の寒さ対策とバイイングスタイルには、もちろんこれで大正解でした。

今日はドリスに行くから、インナーはドリスのモスグリーンの半袖ニットを合わせました。

靴はアンドゥムルメステールのレースアップブーツ。

バッグはバイイングの荷物を入れても軽い、クリンクルレザーのDURENです。

パリのドーバーストリートマーケットへ。

ドリスのショールームから徒歩10分ぐらいのマレ地区のフラン・ブルジョア通りです。

一見、通りすぎそうになったのは、何かのアートギャラリーかな?と思ったから。

入口には膨大な椅子が積まれそれを眺めてると、少し奥に、ドーバーストリートマーケットの看板が見えて、「あっここがドーバーなの?」と知った次第です。

17世紀に個人の邸宅として建てられたタウンハウスで、1階と2階、地下部分で、1,100㎡の広さを誇り、カフェ「ローズベーカリー」を含む店舗全体のデザインは、川久保玲が手がけたそうです。

店の中は小さな部屋がいくつも別れていて、ドーバーらしい商品が並んでました。

今年3月オープン。
パリの新しいファッションスポットが誕生しました!

オーナーバイヤー 岩高