「アン・ドゥムルメステール」
アン・ドゥムルメステールは、「アントワープの6人」と呼ばれたアントワープ王立美術アカデミー出身の一員であり、1985年に自身の名を冠したブランドを立ち上げました。
アンドロジナスなシルエット、ダークなロマンティシズム、洗練されつつも感情に訴えかける創作で高く評価されました。ジェンダーの枠に挑戦し、彼女がファッションに残した影響は今なお続いています。現在、アン・ドゥムルメステールのラインは、アントニオリ・グループの所有のもと、ステファノ・ガリッチのクリエイティブディレクションにより継承されました。
「ステファノ・ガリーチ」
1996年、テオールで生まれたステファノ・ガリーチは、パンクロック、インディー、ガレージを通じてファッションに目覚めました。音楽的表現と美的表現の連続性に魅了され、それを自身の創造的探求の基盤としました。ヴェネツィアのIUAV大学を卒業後、2020年にAnn Demeulemeesterに参画、2023年にはクリエイティブディレクターに就任。彼のブランドに対するビジョンは、音楽的嗜好とアンの作品への敬意が融合したものであり、鮮やかで個性的なシグネチャーとして表現されています。2025年春夏で3シーズン目を迎えた。
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最新2025春夏コレクションがMATTOTTIで大好評です。入荷商品の一部ですがご紹介してまいります。
▼アンドウムルメステールの代表アイテムと言えばベスト。今シーズンはエレガントなボクサーパンツと合わせました。
▼黒のベストは、白の生地の端のトリミング。 size40 42 ¥185,900
▼半袖Tシャツとベストの間にはシースルーのブラウスをレイヤード。size 46(mens)¥102,300 ボクサーパンツ(ヴィスコースシルク)size XS ,S ¥207,900
▼バック、レースアップブーツ!GOOD!size 36 38 ¥282,700
着てみると、更に好きになる。そして欲しくなる。。。
▼ボクサーパンツはウエスト共布付きで小花の地柄もエレガントです。軽くて履いてないみたいです(笑)。
▼Tシャツの季節迄はシースルーのブラウスをレイヤードすると季節問わず楽しめます。
▼袖口のレースはレールのカフス。色んなアイテムに使えます。size M/L ¥67,100
▼もう一体のトルソーはミニ丈のブラウスとロングデニムのスタイリング。ブラウス size 38,40 ¥123,200 デニムスカート size 36 ¥123,200
▼淡い少しパープルがかったピンクがとてもフェミニンです。共布のボウタイは取り外せるようになっています。アンドウムルメステールのスタイリングにはシルバーのアクセサリーも必須です。シルバーネックレス ¥243.100
▼袖のカフスボタンもとっても可愛い。
▼そして夏のシューズに是非プラスして欲しいのが、このスリッポン!
後ろに少し立ち上がりがあるからむき出しのかかとが見えなくていいし、もちろん歩いても安定感があり、脱げません。ハンドで仕上げたステッチも高級感出してます。
私も勿論、即買い!足元のトレンドは、ごっつい感じから繊細なデザインに移行してます。ちょっと高いけど満足度200%!スタイリングの雰囲気一気に今っぽくなります。冬はソックスと合わせてもOK。是非取り入れてみて下さいね!size 36h 37 37h ¥209,000
▼続いて次の2体のご紹介。
▼ボクサーパンツは白のTシャツとベストとストールで合わせても涼しげです。アンドウムルメステールは、アイテム同士、色んな組み合わせが可能なところも魅力です。Tシャツsize S ¥67,100(白地と黒地あり)大判ストール ¥73,700
▼そしてもう1体はグランジをエレガントに表現した軽やかなニットチュニック。やや透け感のあるニットの胸元は繊細なレースやリボンがあしらわれています。size 40 ¥270,600(白と黒あり)
いつまでも純粋な心でいたい女性のささやかな願望を兼ねてくれるような作品です。
▼最後のスタイリング。ショートブルゾンとTシャツには、MM⑥のクラッシュデニムスカートを合わせました。クラッシュデニムスカート MM⑥ size 38.40 ¥100.100 レザースニーカー(グレー)size36h ¥166.100
▼オフホワイトのブルゾンは独自の素材感が溢れるコットン100%。立体的なポケットもポイントです。size38 ¥185.900。
▼ボトムがワイドが主流な今、Tシャツはこんなショート丈が嬉しいですね。白地と黒地の2色展開。size S ¥51.700
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そして最後に2025春夏のプレスリリースをご紹介します。今回のコレクションの魅力はこの彼のリリースで、イメージがきっと膨らみアンドウムルメステールを更に好きになってくれることと信じています。
【アン・ドゥムルメステール 2025 Spring Summer Collection】
失われた、そして見つけられた思考。
今回は、夏の終わりの日々ばかりを考えていました。ちょうどもう終わるという頃。目覚めるのが楽しく、太陽の下で過ごす毎日。
太陽、色あせた服、海辺で昼寝をしているときのように、ぼやけていく色彩。
目覚めると、すべてが歪んで見える。むき出しの胸とデニム。
クリスタル・キャッスルズの 『Crystal Castles II』 を聴きながら、この一見ランダムにも思えるメモを書き留めています。早朝、ショーまであと数時間というところ。
夏にかけるレコードといえば、フリートウッド・マックの 『Rumors』 でした。
私のお気に入りの一つです。母が毎朝その曲を流していました。失われて、また見つかったような、魅力的な音の組み合わせです。柔らかく、優しい感情。それは愛?それとも友情?わかりません。
このコレクションは、そんな思考と感情の束から生まれました。
これらの感情をそのまま流し、何かを見つけ、何かを失いました。レースがあり、デニムがあり、羽のように軽やかなニットがあります。伸びやかさとルーズさ、そして仕立てのしなやかさもあります。スカーフには無限にアレンジできる力があります。
ローブの長い流れ、自己装飾への欲求、そしてふとした無意識さ。毎日、目覚めて服を着たり、脱いだりするのを楽しむこと。
当時、バンダナを頭に巻いたことはありませんでしたが、今でも若きマイク・ミューアの
スタイルが好きです。
一方で、私のジーンズは常に破れていて祖母がそれを直してくれていました。
私が求めているのは曖昧さ。服装や存在、振る舞いの曖昧さ。それは、自分が望むまま、
束縛されず自由でいられることを可能にしてくれるもの。あの夏の日々のように、無限の
可能性を秘めたものです。
粗さと繊細さとは、この感情に何もフィルターをかけない翻訳のようなもの。
言葉ではなかなか表現しきれないけれど、それでも確かに約束へと変わっていきます。
Ann Demeulemeesterは、私にとって、ピースを一つひとつ積み上げていくべき心の風景
です。足し、引き、個人的な感情や自伝的要素を織り交ぜながら、見つけ、失い、また見つけるのです。
もう少しこの夢を見させてください。
クリエイティブディレクター:ステファノ・ガリッチ
スタイリング:エロディ・ダヴィッド・トゥブール
ヘア:アンソニー・ターナー
メイク:インゲ・グロニャール
キャスティング:ベン・グライムス
音楽:マルコ・フシナート
プロダクション:アーバン・プロダクション撮影:ビデオギャング
プレス:KCDパリ
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オーナーバイヤー岩高