2017年秋冬パリコレバイイングスタートしました。

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▼2017年秋冬レディースパリコレクションが今日からスタートします。

少し早起きしてオペラ座からセーヌ川まで散歩しました。

ヴァンドーム広場はジュエリーショップの立ち並ぶ、ラグジュアリーな場所。

ココ・シャネルが晩年住んでいたリッツ・カールトンホテルも長年かかった改装を終えていました。

朝焼けに飛行機雲が見えました。

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▼初日はギャラリーラファイエットから。

というのは何と化粧品等を忘れてきてしまったことに朝気づいてショック!

朝から化粧品を買いに走りました。

しかしそのお陰で久しぶりに美しい吹き抜けの天井を見ることができました。

2階のFENDIはクリームホイップで飾られたFENDI車がディスプレイ。

ピエールエルメのショーケースのマカロンも流石豪華な色合わせ。

その他一通りメジャーブランドも一斉にリサーチ出来たので、今回のバイイングに役立てます。

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▼イギリス発ブランドToogood(トゥーグッド)のショールームへ。

Toogoodは家具やオブジェクトのデザイナーであるFaye Toogood(フェイ・トゥーグッド)と、

洋服のデザインや商品開発を手掛ける

Erica Toogood(エリカ・トゥーグッド)の姉妹からなるファッションブランド。

アイテムは全てユニセックスで独特のボリューム感が特徴です。

そのキャリアが、この春「ブリティシュファッションカウンシル」に

次世代のデザイナーとして6人の一人にノミネートされました。

時代がようやくブランドに追い付いてきたと感じるToogood、

2017年秋冬からSHELTER2でセレクトスタートです。

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▲向かって左が、家具やオブジェクトのデザイナーである姉のFaye Toogood(フェイ・トゥーグッド)。

右が洋服のデザインや商品開発を手掛ける妹のErica Toogood(エリカ・トゥーグッド)。

姉妹でこのブランドを大切に育ててきた。

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▼ディプティ、メンズ。テーマはSTONE(石)。

まずはショールームの奥正面のグレーの極少の石を敷き詰めた床に目を奪われました。

そしてその上には二つの椅子。

その椅子の座席部分にも同じ石が敷き詰められ、

座っても石が服に付かないというトリック的な演出は圧巻です。

ジャケットの襟やシューズには石をシリコンで固めたものが貼り付けられ、

ニットにはハンドメイドの生地を貼って石柄を表現していました。

ホースコードバンのレザーブルゾンには空気や水を一切通さないダイバーが使う特殊なジッパーを使用。

デニムパンツは全てセルビッチ。

その他にもまだまだ沢山のディティールを駆使したアイテムは

きっとメンズのお客様の興味を益々高めることでしょう。

(あいにくショールーム内の画像はNG)

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▼バイイング初日もあっという間に終了。

夜は私達が尊敬するとある方と、凱旋門近くの素敵なレストランで共に

ファッションへの熱い想いを語りながら最高のフレンチを頂きました。

私達の専門店を取り巻く環境は、年々厳しさを増しています。

そんな中、パリのデザイナー達は、世界で起きる戦争や危機や不条理な現実に正面から向き合い毎シーズン、

コレクションを通し心の内を表現し訴え続けます。

私達専門店はそれを独自の哲学を自店を通しお客様に伝え続けてきました。

しかし私達もそれだけではなく、

見通しのたたないファッション業界に常に危機感を持ち続けながらも前に進むことを止めず、

次世代にも受け継がれる新しい基盤を作ることを始めて行かなければならない使命感に駆られています。

明日から始まるレディースコレクション。

デザイナーから沢山の勇気と感動を貰えるパリコレに感謝です。

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オーナーバイヤー岩高

 

 

2017年秋冬 東京バイイング

 

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▼2017年秋冬MM6メインコレクションのバイイングは東京で。

過去の産物を時代と共にアップデートさせて近代化していくプロセスを

MM6独自のロマンティクでカジュアルな世界で表現しています。

ピンク色のレンズを透してみると、素敵な薔薇色の世界が広がるという、

楽観的で、温かみのある、くつろいだアイテムが沢山揃いました。

久しぶりの東京。お部屋から美しい東京タワーが見えます。贅沢な時間を過ごせることに感謝です。

 

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▼朝焼けの東京タワーも感動的です。

2017年秋冬サカイの展示会は南青山のオフィスビルで先月末に青山のショップでバックのプレゼンテーションを兼ねたパーティーが行われ

その時のお土産のアイシングクッキーといつものチロルチョコがお出迎え。

また阿部さんが銀座のとりばコーヒーご愛用のスペシャルプレンドコーヒーも出していただきました。

秋冬コレクションのメインテーマは「CUT UP」。

一つのものをカットして再構築するサカイ得意の手法が新作として沢山登場しました。

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▼2017年秋冬08サーカス。

1月にパリで新作を先に発表しましたが、ラシャンブランの黒崎と東京の展示会に最終オーダー入れに行きました。

目黒のショールームは春の陽射しが射し込む広々とした

とても気持ちの良い空間に美しいシルエットとカラーの新作が並んでいました。

ラシャンブランの黒崎は、初めて会うデザイナーの森下氏との記念撮影に成功!

芸能人のファンも多く、ショールームには田辺誠一と大塚寧々ご夫妻もご来場されていました。

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オーナーバイヤー岩高

2017年秋冬 パリバイイング 最終日

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パリ、2017年秋冬バイイング最終日は、ma+クロス。クロスのレディースは今世界的にとても好調のようです。それは私も納得。バイイングの時はどんな格好で行かれるのですか?とお客様からもよく聞かれます。バイイングにはプレコレクションと、パリコレクションと2回あるので、今回のプレコレクションには、クロスのように、リラックスしながら、動きやすく、サンプルの試着がしやすいファッションアイテムを選びます。

出張前日にお店に並ぶクロスのオレンジ色のジャージチュニックが自分のほうを見ている気がして今回はこれかな!という乗りでセレクト。パリは氷点下の寒さと聞いていましたので、ロングのムートンを着ていくことにしていましたから、その下に着れるクロスの煉瓦色のロングニットも購入しました。

クロスのショールーム内の画像はNGですので、いつもの中庭からクロスのスタイリングをご紹介を致します。

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いつものクロスのショールームの中庭。

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オレンジのチュニックは少し厚手のジャージ素材。煉瓦色のニットはヤックという素材で、カシミヤと同じ極上の肌触りと軽さと暖かさを兼ね備えています。他に黒とボルドーの2色があります。

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胸元は、お気に入りのワークスタットのシルバーネックレスを。

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ボトムはレザーレギンスで、ニットのコーディネートに少しハードさを加えます。

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そして今回のバイイングで最も重宝したクロスのレザーバック。クロスならではの柔らかさと肌触りが気に入っています。バイイングには携帯とお財布とパリの地図とリップが入るちょうど良い大きさでした。

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パリの街を歩き回れるアンドゥムルメステールのローヒールブーツがバイイングには欠かせません。

2017秋冬は、新素材でオレンジのチュニックと同型のアイテムが登場します。またレンガ色のニットに代わるものとして、カシミヤのニットコートと、ショート丈のフード付きニットが、赤、白、黒と、とても可愛かったのでオーダー入れました。

続いて社長のメンズクロスをご紹介します。

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ロング丈の羽織は、少し表面が極細のリブ状になっています。伸縮性に優れた気心地の良い素材です。2016秋冬一番活躍したアイテムだったとの事。

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パンツは定番のヘビージャージ。カーボンカラーのクロス独特の色のニュアンスが絶品です。ブーツは毛穴が特徴的なピッグリバースのスパイラルジップです。

そして中庭の一角には、アーティストDusan Reljinの作品が飾られていました。

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Dusan Reljinは、写真家・プロデューサーとして知られ、Robert Del Naja率いる1.6という世界的に有名なグループの〝Massive Atack”という曲をプロデュースしたことでも有名です。

そして、パリに行く前にクロスから初の動画が送られてきました。フィルムのスタイリングはLario Steeleとma+の2017秋冬コレクションで、ムービーはma+のプロデュースによるものです。

テーマ『HOLD HARD』

http://maurizioamadei.it/hold-hard/

直訳:昨今、私達にとってショッキングな挑戦やイベントを体感する事が益々多くなってきています。そんな中私達は立ち上がり続け、一歩も引かないひたむきな姿勢を保つ事『HOLDHARD』が必要です。フィルムは2016年9月にNYで撮影され、翌年1月20日にリリースされました。『HOLDHARD』〝一歩も引かないひたむきな姿勢を保つ”その時です。

アマディ氏は、この動画を作ることにより、デザイナーである自分自身の〝常に一歩も引かないひたむきな意志”は、離れていても、私たちバイヤーや、バイヤーの向こうに自分の作品を待つユーザーに伝えられると信じていると伝えたかったのではないかと思います。

そして、もう一人が、元デザイナーアンドウムルメステール女史の言葉『WHAT REMAINS IS FUTURE』。

 直訳:未来に私達は何を残すのか、残せるだろうか…。

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アンドウムルメステールが2014年に東京に来日した際に限定で作られた記念のキャンバス地のバックです。

私もパリでクロスのバックとセットでずっと持ち歩きました。

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『WHAT REMAINS IS FUTURE』

未来に私達は何を残すのか、残せるだろうか…。

この言葉は、2017秋冬プレコレクションのアンドウムルメステールのテーマ『LAVENIR』〝未来”にも繋がっていいます。

バイヤーとしての私は未来に何を残せるのだろうか…。

自分自身に置き換えてみる。バイヤーとしての使命は単なる商品を買うことではなく、デザイナーと出会い、その作り手のメッセージを服を通し、ファッションを通し、それを纏い着る事で心の安らぎや満足を得る。それはストレスの多い日常には大切な時間を持つ事であり、重要な事なのです。

クロスの服を着てパリのカフェで休める心地良さ…。

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その気持をバイヤーが自分のお店に持ち帰り、自分のフィルターで表現し、一緒に働く信頼するスタッフに語り継ぎ、そして一人一人のかけがえのない言葉により、お客様に受け継がれていく…。

私たちが未来に残せる事とは、日々のそんなことでいいんだと思う。

3月2日から再びパリコレ。また新たな感動を受け継いでまいりますね。

オーナーバイヤー岩高

2017年秋冬パリバイイング4日目。

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▼パリ、バイイング4日目はアンドゥムルメステールから。

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ロマンティックとダンディズムをミックスし、

男と女を越えたジェンダレスが作品の中に表現されています。

ダンディズムのジャケットに女性らしいレースやチュールを組み合わせさらにロングリボンをたゆませる…。

メンズのショーにも女性モデルがメンズを装い美しく且力強い芯の強さを放っていました。

テーマはLavenir(アベニール)「未来」。

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▼アンドゥムルメステールのショールームでのバイイングでは、

気に入ったアイテムを、一つ一つモデルに着せて

商品のシルエットや何通りもの着方そして前身のスタイリングをしっかりとマスターし、

その次に沢山の画像を撮ります。

その為気がつくと時間超過!は常々です。
展示会場は、一見メンズに見えるダンディズムなスタイリングのトルソーやシューズがショーのイメージを伝えています。

季節のフラワーアレンジもいつも素敵です。

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▼続いて、オスカーデラレンタ2017年秋冬プレコレクション。サントノーレのショールームでは、いつもの豪華なロングドレスが世界のバイヤーを魅了していました。

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秋冬は、故オスカーデラレンタの故郷南米のエスニックな美をプリントやジャガードで表現。

またカラーも目が覚めるような鮮やかなグリーン、レッド、ブルー、ボルドー等が南米独自の魅力を彷彿させます。

ニューヨークで初めてクチュールエレガントを確立した故オスカーデラレンタに、

デザインチームが心から敬意を表した品格ある豪華で美しいコレクションでした。

 

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こちらのドレスはシルクタフタ金糸で葉柄を織り込んである高級感ある素材です。色はネイビーとレッドの2色です。MATTOTTIではオスカーデラレンタの定評あるふんわりしたAラインスカートをオーダーしました。

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オスカーデラレンタは、ニューヨークを代表するクチュールブランドということもあり、パリの前に一足早くニューヨークでショーを行いました。下記アドレスからご覧ください。

https://www.facebook.com/oscardelarenta/videos/10154764542564876/

Hair by Frederic Fekkai
Makeup by MAC Cosmetics

オーナーバイヤー岩高

 

 

2017年秋冬パリバイイング3日目。

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パリ、バイイング3日目。

ニナリッチ、プレコレクション。

ショールームに入って直ぐに明るく爽やかな雰囲気を感じました。

テーマはカーボーイ、ウエスタン。

ギョームアンリによってナチュラルでエレガントなウエスタンが表現されました。

カラーも薄いピンクやラベンダー、素材はコーデュロイやベルベット、ダウン、パラシュートシルク等、

メンズライクな素材をニナリッチのフェミニンされたコレクションでした。

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▼ニナリッチのショールームからマルジェラまで歩いて15分ぐらい。

モンテーニュ通りからセーヌ川へ下るとエッフェル塔が近くに見えます。

今日のパリはスモッグの影響で昼間の太陽が雲ってこんな雰囲気でした。

そして少し坂を上がるといつものお花屋さんです。

店内にはもうチューリップが並んでましたよ。

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▼メゾンマルジェラ、2017年秋冬プレコレクションは、

オーセンティックでクラシックな洋服を

ブランドソースのアーティザナルからアイディアを引き出し

日々のワードロープに表現しています。

40年代のエンブロイダリーの写真をプリントした柄、

イギリスのメンズのハリスツィードをレディースのフェミニティに駆使したデザイン等、

クラシックにガリアーノの破滅的な面々をミックスさせ、

それが最終的には感動的でエレガントなコレクションを完成させています。

(残念ながら画像は一切禁止)

そして今夜もショールームの窓からエッフェル塔が8時と同時に

キラキラと輝き始めた瞬間を観ることができました。

昼間のスモッグもまだ空に残っているのでしょう、塔上の方は輝きも霞んでいます。

しかしそれもまた幻想的だからパリという街は魅力に富んでやみません。

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▼サントノーレのコレットのウインドゥは、ヴェットモンに変わっていました。

コレットのウインドゥは常に新しいファッションを牽引しています。

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▼そして、パリの街の壁にはさりげなく貼られたファッションブランドのポスターがcool!

どこを歩いてもアートが一杯です。

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オーナーバイヤー岩高

2017年秋冬パリバイイング2日目。

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ハイダーアッカーマンのショールームは季節のお洒落な

フラワーアレンジがデザイナーのセンスの良さを伺わせます。

人気の定番素材となったスウェット素材は着心地の良いジャケットアイテムとして登場。

マスタードやイエロー、バイオレットやレッド等の独自の色目は

彼の得意なカラーセンスだからこそ。

メンズライクでロマンティクな秋冬プレコレクションはオーバーブッキングしてしまい、

やむ無く何点か諦めたものもあるほどです。

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ラシャンブランのドイツブランドオディもパリでプレコレクションを発表しました。

秋冬はカラーのバリエーションがとても豊富です。

またフレンチドックやプードル等犬のプリントが

とってもユニークでスタイリングのスパイスになっています。

素材感も優れた実力あるデザイナーの力強いアイテムの数々にご期待下さいませ。

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08サーカス秋冬コレクション。

パリではデザイナーの森下氏が直々にプレゼンテーション説明してくれました。

特に今回のこだわりはカッティング。

袖が膨らんだベルスリーブ、

肩下がりのオフショルダーに丸みを持たせたデザインが見られます。

その他、ダーツ、ニードルパンチ、ビッグサイズ、アシメトリー等、

沢山のデザインに遊び心がたっぷり入った素晴らしいコレクションです。

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ショールームの合間にサントノーレのウインドゥをチェック。

マンダリンパリのアートや、チョコのジャンポールヘブン等

ディスプレイがパリのストリートを盛り上げます。

人気のコレットのウインドゥはトムブラウンのサーフボードファッションがユニーク。

しかしコレットには沢山の人で入れませんでしたよ!

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今日はスタッフ斎藤のbirthday。

来月誕生日を迎えるスタッフ黒田のbirthdayも一緒に、

ポンヒドウセンターの最上階のジョージアでお祝いしました。

エッフェル塔が遠くに綺麗に見えるお洒落なレストランです。

エッフェル塔は夜9時と同時にキラキラと輝き始めました。

二人の未来も益々これからもキラキラと輝き続けますように…。

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オーナーバイヤー岩高

 

 

 

 

 

2017年秋冬パリバイイング1日目。

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2017年秋冬バイイングスタート。

パリは-4℃と極寒です。

今シーズン特別に個別オーダーしていたナイジェルプレストンのロングムートンを早速着てきました。

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ポイントカラーにドリスヴァンノッテンの赤のレザーグローブを。

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ブーツは移動の多いバイイングにはアンドウムルメステールのロングブーツを。

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バックはクロスを斜掛けにして、

もう一つは書類やカメラを入れるアンドウムルメステールのキャンバス地のバックです。

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ロゴも意外にお洒落のポイントになりますね。

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▲マトッティでは3シーズン目に入ったザ.ロウ。

リラックスしたラグシュアリーな素材感とカラーは顧客様に着実に支持を得ています。

2017秋冬はトープ色のカシミヤのニットが美しさを奏でます。

また秋冬からザロウのハックをスタートします。

しなやかなディアスキンのリュックや、サドルカラーのカーフスウェード、

ナッパレザーのバックなと更に広がるザ.ロウの世界をご期待くださいませ。

(商品の画像は一切NGなのでパリのショールームの外観です)

▼2シーズン目に入った新生ランバンは、

ブシュラジュラールの強い意志が現れた新鮮なコレクションでした。

得意のタキシードジャケットやライダースをランバンのアーカイブのプリントや

テイストと柔らかくミックスし現代の若々しい女性像を打ち出しました。

展示会場内が大混雑していたことからも彼女の新生ランバンの完成度が高いことが伺えます。

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▼ランバンの展示会は左岸の美しい建物の中で行われました。

ショールームの中は画像が一切禁止されていますので、お洒落なランチだけ公開しますね。

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▼ランバンのバイイングを終えショールームを出ると辺りは既に夕暮れ時。

地下鉄に乗るのがもったいなくなり歩いてセーヌ川を渡ることにしました。

夕暮れ前のセーヌ川とエッフェル塔は薄紫の空を背景に美しい姿を現していました。

ゆっくりとセーヌ川を渡り終えた頃には既に夕焼け色に変わり、

エッフェル塔もその姿を美しく変えていました。

今回もパリに来れた事に心から感謝です。

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オーナーバイヤー岩高

パリバイイング最終日

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パリバイイングも最終日になりました。

▼朝はいつものカフェで、クロワッサンとコーヒーを頂きます。日本での日常の朝はいつもバタバタで一日が始まりますが、
パリの朝はとても気持ちが良くて、
こんな朝をいつも迎えられるようにと思いも募ります。

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▼今日はニットケープの下は、ドリスヴァンノッテンの秋冬タイガープリントを着ています。


今からオスカーデラレンタです。

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▼オスカーデラレンタのショールーム前も紅葉が始まってました。

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▼2017春夏オスカーデラレンタは、デザイナーのピーターコッピングが抜けたことで、
チーム全員が再結束し歴史ある60年を迎えるオスカー氏へのオマージュを回顧したコレクション。


それは原点に戻るという意味で、全身純白のスタイリングでコレクションがスタートしました。

オスカー氏が好きだったというペーズリー柄、ジガード、朱赤が登場。


NYを始め世界のセレブリティに向けての豪華で華やかなコレクションでした。

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▼2017春夏ニナリッチのテーマは、夕暮れのサンセット。


コロンビアの首都ボゴタの夕暮れは、灼熱の太陽が沈む時がとてもロマンティック。


それを色に例えるなら、深く光り輝くバイオレット。

内気でナィーブなパリジェンヌが、中南米を旅し、そこで力強く生きる人々から生き抜くことを学び感じ、
強い女性になっていくというストーリーをパリコレクションでお洒落に表現しました。

また、プレコレクションからスポーティーでフェミニンなテイストが引き継がれ、
黒白や黒ブラウン等、太いストライプがとても印象的でシックなコレクションでした。

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2017春夏パリコレクション最後はランバン。


アルベールエルバスが去った後に抜擢された、ブシュラジュラールが、
どのような新生ランバンを見せるのか・・・、パリコレ一番の話題でした。

ファーストルックは、真白のタキシードジャケットのレイヤードスタイル。


まさにマスキュリンとフェミニンを、女性らしくクチュールに特化したブシュラジュラール独自のスタイルで魅せてくれました。

 

左岸の新しいショールームは、以前よりこじんまりしたレトロで素敵な空間。


ランバンのアーカイブを引用したアールデコなパーツや素材が眼を牽きます。

 

WWDのインタビューに彼女は
「服は女性のベストフレンド。
私のランバンは落ち込んだ時でも会えば元気が出る、仲の良い友人のような存在でありたい。」

 

そんな優しい女友達のような、寛大で等身大で、気張らないリラックスしたファッション。


不思議と私も気が付くと何の迷いもなく発注していました。


皆様にもきっとその気持ちは、商品をご覧いただくと伝わると思います。

 

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新生ランバンを担ったブシュラジュラール。


プレッシヤーのなか、真剣な眼差しには優しさと余裕を感じる。

 

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▲フィナーレは投げキッス♡

2017年春夏パリコレクションバイイング終了しました。

パリに行く前から、アジア人を狙って空港からパリ市内のタクシーで強盗があったり、凱旋門辺りには移民が寝泊まりし、
パリは観光客も激減し、治安もさらに悪くなっているとの情報をたくさん聞き、
セキュリティーに対するストレスを抱えながらのバイイングに向かいました。

 

しかし、いつもながらパリコレは盛り上がりを見ており、
ニナリッチやサカイのショーなどは前回よりも混雑を増していました。


ショールームはバイヤーは少し少なく感じましたが、各ブランドのテーマとコンセプトは常に明確で、
新しい春夏の時代に目が向けられた商品が沢山発表されていました。

 

また今回特にパリコレに沸いたのが、新デザイナーのデビューでした。
ディオールは、メゾン史上初の女性のマリア・グラッツイア・キウリを起用。 ヴァレンチノでの実績を買われ「今までのディオールを解放した若々しいコレクション」とプレスの評価を高く得ました。
サンローランは、「アンソニー・ヴァカレロ」。 創業者のイヴ・サンローランと、前任のエディ・スリマンというカリスマデザイナーの後任という期待がのしかかる中でショーを実演した勇気に拍手が送られました。

そして、MATTOTTIの代表セレクトブランドランバンは、
自身の名前を冠したオートクチュールのブシュラジュラールをきっぱりと辞め、エルバースを辞任に追い込んだ
ランバンのオーナーの期待がかかる新生ランバンにその精神をささげる覚悟をしたブシュラジュラール。

初コレクションは、何のしがらみにもとらわれない潔さ。そして彼女自身のキャリアを感じさせる自信。 得意のジャケットスタイルで、マスキュリントフェミニンを見事に表現した神聖なコレクションだったように思う。

そして今回のパリコレで感じたのは、キャリアを積むことの大切さ。

今の仕事に行き詰まりを感じ、転職を続け、常に自分に何が合うのかを探し続ける若者たち。
長く働いていても変化を恐れ、マニュアル化した毎日に満足し、新しいことに挑戦することを忘れた人たち。

 

キャリアを積むということは、一つのことを常に極めていくこと。
そしてそれが常に誰かの役に立っていること。

 

ハイダーアッカーマンは、以前のコレクションで、自分が今まで負ってきた「心の傷」をテーマに、
ずたずたな心をハンドメイドのステッチで表現した。

心の傷は誰にも見せたくないはずなのに、ハイダーはその自身の傷を堂々と商品という形で表に出し、
自分と同じ心を病む人たちに勇気を与えた。
そして来シーズンから、イタリアの名門ブランド、ベルルッティのデザイナーに起用された。彼のキャリアの功績だ。

ランバンの新デザイナーブシュラジュラールは、バレンシアガではニコラゲスキエールにプレタポルテを学び、
ラクロアの元ではオーオトクチュールと出会った。

駆け出しのデザイナーが、ランバンのオーナーに出会うまでの日々は、相当な努力を積んだとはかり知れない。

ショップ経営、バイヤー、スタイリスト、ファッションアドヴァイザーもみな同じ。

いろんな経験があるからこそ、新しいことを切り開くことに何も躊躇しないし、
常に降りかかる難題を解決できる強さがある。

そしてその力が、周囲を力づけていく。

誰にもができることではないかもしれないけれど、誰にでもできることだと思う。

また今日からそういう気持ちで頑張っていける。

一つのことを続けることに何の迷いも要らないことを教えてくれた、今回のパリコレクションだったと思う。

オーナーバイヤー岩高

パリバイイング4日目

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バイイング4日目。

▼世界平和を願う強いメンタリティーと穏やかな心を同時に持つ女性を、


パリコレという場でファッションメッセージとして実現させた2017春夏ハイダーアッカーマン。

翌々日から始まった展示会場は、極楽浄土を彷彿させるような明るく透明感ある鮮やかなカラーが眼を惹きます。


またハイダーと言えばパンツスタイルが得意だが、今回はダブル加工を施した
かなり繊細なプリーツがはるかに美しさを奏でていました。


それは、ヘアースタイルからも感じられるように、まさに極楽鳥をイメージしています。

そしてそんな美しいシルエットアイテムに加味して是非お勧めしたいアイテムが、


淡い色のピンクやブルーのスエットブルゾンと、世界平和を大きな英文字のロゴにデザインしたビッグTシャツ。

ボトムはプリーツをスタイリングして、極楽鳥の気分で夏を楽しんでほしいですね

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▼メゾン マルジェラ 2017年春夏は、ジョンガリアーノが定義するマルジェラのボキャブラリーを
今までで一番全面に打ち出したコレクションだと感じました。

テーマは18世紀とスポーツを融合させたモダンユニフォーム。


具体的には3つのアプローチから成り立っています。

 

1.スクールガール、銀行員、セーラー服といった典型的な制服

2.スキューバダイビング、狩猟スタイル、雨ガッパ、といったスポーツウエア

3.ナポレオンボナパルト、その妻のジョセフィーヌといった、18世紀の歴史的レファレンス

このような3つの違ったテイストをエキサイティング且つエレガントを持って
1つのファッションに表現できるのは、やはりガリアーノしかいない….。

バイヤーがエキサイティングしながら独自に抜粋したバイイングアイテムを皆様もご覧になると、


きっと興奮するに違いありません。是非ご期待くださいませ。

 

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▼パリのチュルリー公園横の並木道は少しだけ紅葉が始まってました。


少し時間があったので、パリでのファッションスタイリングをご紹介させていただきます。

 

メゾンマルジェラのニットケープは袖を通さなくて軽くはおれるからとても気軽です。

 

ニットケープの下は、ランバンのピンクの花柄のシルクのブラウスを着ています。


この秋は、カジュアルな中に、エレガントなテイストを加味したブラウスが大流行です。


また、ショールームは熱気でかなり暑く、また、今の季節は昼間と夜の気温差がかなりあるので、
ブラウスがちょうど良い感じです。

 

足元は、ニットケープに合わせてロングブーツを選びました。


秋冬新作のアンドゥムルメステールです。

 

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▲メゾンマルジェラのニットケープは、色違いで明るいトーンのオリーブ色もあります。

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▲ニットケープにはロングブーツがとても相性が良いですね。
スカートはバルマンのペルベットそざいのミニ丈で。

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しっかりしたニット素材なので、後ろのシルエットも広がらずスッキリ見せてくれます。

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▲新作のアンドゥムルメステールのロングブーツは、前は膝が隠れる丈なので膝が見えなくて、


後ろは膝下の丈なので、座っても大丈夫なデサインが気に入っています。


もちろんヒールは低いのでバイイングには欠かせません。

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▲チュルリー公園は緑とお花がとっても綺麗でした。


ランバンのブラウスのお花と同じ色のお花もありました。

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▼続いて、メンズ岩高のパリのスタイリングの紹介です。


トップスは、エムエークロスの新色のボルドーのジャージのシャツジャケットに、


レーベルアンダーの5ポケットのパンツで秋色を楽しみます。


シューズはコードヴァンのペトロラウム。パリもボルドー色が流行ってます。

 

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▲クロスの新色のシャツジャケット

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▲レーベルアンダーの5ボケットパンツ。

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▲コードバーンのペトロラウム。

 

オーナーバイヤー岩高

 

 

パリバイイング3日目

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▼午後は、秋冬からスタートしたラシャンブランの「アエヴェス」へ。


コンコルド広場から近くのショールームにはデザイナーの古舘郁さん自らお出迎え頂きました。

最近、週末の度にパリから近くの海や街に小旅行に行かれるようで、
そこから得られるインスピレーションが今の彼女のデザインソースになっているようです。

来春夏は、軽さとエレガントとスポーツが重なりあったコレクション。


エレガントでは、表面が立体的なリバーレースや、フランスのカレ地方のソフィーアレットのレース等が
豪華にそして軽やかに使ってあったり、透き通るようなコットンはワンピースやブラウスに使われています。


そしてボトムはマリン調のパンツでスタイリングされています。

また、今回のルックの写真はアメリカでの撮影によるもので、
とてもクールでスタイリッシュな彼女らしさが表われています。

是非皆様も一度アエヴェスのお洋服に袖を通してみてくださいませ。

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▲デザイナー古舘郁

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▲コンテ君も相変わらず可愛く元気でした。

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▲新しくミント君も仲間入り。

▼ラシャンブランの新ブランド候補「ODEEH」を見にショールームへ。


ODEEHは、2008年ドイツベルリンにて、デザイン担当のOtto Drogslerと
マーケティング担当のJorg Ehrlichgaが立ち上げたトータルブランド。


まさに二人のこだわり抜いた情熱とファッションへの探求感が感じられるコレクションです。

来春夏は、オリジナルの生地で作られたジオメトリックプリントや、
マルチカラーボーダーの色にかなりこだわったというマリンテイストの色合いに惹かれました。


更に気に入ったのは、シルク中心の素材感の良さと、ラフなデザインのパンツです。

きっと、このブランドは、皆様の春夏の時間を楽しくお洒落に導いてくれる事でしょう。

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▲デザイン担当のOtto Drogsler

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▲マーケティング担当のJorg Ehrlichga

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▲デザイナー2人と。

▼2017春夏レナードプランクは、新しいセレクトショップが続々とオープンするパリの新スポットクレア地区で展示会を行いました。
メンズは原点に戻るがテーマでしたが、レデイースはよりアートで自由にをテーマに、新作が登場しました。


特にお勧めは、ストロー素材の夏のニット帽。カラーは黒、ネイビーがお勧め。


その他、コットン素材のキャップもGood!レナードファンの私にとっては全部買ってしまいそうです(((^_^;)

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▲お勧めのストロー素材のニット帽。

スタッフの彼女はブラック、私はネイビーです。

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▲前後、逆に被ると、こんな感じです♪

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▲レナードプランク氏も相変わらずお茶目でした(^_^)

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オーナーバイヤー 岩高