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2018年春夏パリ、プレコレクション1日目

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2018年春夏、メンズ、レディースプレコレクションバイイング行ってまいります。

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▲ いつも出発の時には、バイイングに行けることに感謝の気持ちで溢れます。

お客様のお陰、スタッフのお陰。その期待に応えられるよう精一杯頑張って参ります。

▼パリ昨夜無事到着しました。
初日の今朝は19℃とかなり肌寒いスタートです。

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▲きっと暑いだろうと思って、ジャケットを持ってこなかったから慌ててカーディガンを2枚羽織りました。

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▲今日のスタイリングは、ハイダーアッカーマンのビッグTシャツに白のスニーカー。

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▲バッグはマルジェラの5ACとドリスのショルダーポーチ。

バングルはコデイサンダーソンで、モードなスポーツテイストで挑みます。

 

▼バイイング初日のメンズスタイリングのご紹介。

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▲社長はリネンのクロスのシャツにマルジェラのパンツ。

靴は白のグイディで白を活かした爽やかなスタイリング。

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▲バッグはコーネリアンタウラス。

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▲メンズバイヤー斉藤は、リックオウエンスのビッグTシャツとサルエルパンツ。

バッグはコーネリアンタウラス。

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▲靴はグイディの短靴でシックにまとめました。

▼2018春夏08サーカスは、パリ3区の静かな中庭のあるギャラリーで展示会が行われました。
その自然溢れる空間に優しく鮮やかなカラーバリエーションの新作が美しく凛と並びます。

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▼特に今回は得意のギャザーやタックを甘くなりすぎずソフトで
ボリューミーにデザインされたブラウスやロングスカートがとてもお洒落でエレガントでした。

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▲2018年春夏、ザ・ロウ、プレコレクション。
フェミニンとマスキュリンの混在をベースに、今回はバレエダンサーのピアバウジェをイメージした
力強さと繊細さが加味されたコレクション。

たっぷりとした分量のタフタのドレスや、ギャザーを使ったコットンブラウスやスカートが、
いつものシンプルなザロウを、よりフェミニンに可愛く演出してくれました。

 

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▲画像は全てNGなので載せられませんが、ショールームの素敵なお花からもそのセンスが感じられると思います。

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▲初日からパリ3区を歩き回っていますが、街角で福島のセレクトショップのオーナーマダムにお逢いしました。

彼女のセンスと存在感はいつもパリでは格別です。

そして優しい言葉をかけてくださるマダムをいつも尊敬しております。

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▲また全身ブルーカラーがお洒落なデザイナーの志賀君にも遭遇しました。

ファッションスタイルは違っても足元は3人とも白のスニーカーでした!!!

 

 オーナーバイヤー岩高

 

2017年秋冬 パリコレバイイング4日目

 

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2017年秋冬パリコレ。

▼サカイのショーは大雨の中のでの開催です。

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▼会場内はブルーに照らされた空間で、四角柱のミラーの椅子がくねくねと並べられ奥へと続きます。

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▼今回の日本からのゲストはファッションモデルの森星。

颯爽と全身サカイを着てカメラマンのフラッシュを浴びていました。

森星さんは、実物とても綺麗でスタイル抜群でした。

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▼2017年秋冬サカイパリコレは、今までの集大成のような躍動感ある勢いのあるコレクションでした。

パッチワーク、トレンチコート、アーミー、モッズコート、ダウン、ファー使い、シャツのコンビネゾン…と、

これまでの得意のアイテムをさらに手を加え、迫力あるサカイスタイルが全開です。

特に目立ったのは、あらゆるアイテムにランダムに配されたジップ。

特にファーコートの背中の中央縦にぱっくりと大きく開いたジップは大胆さを通り越し驚くパフォーマンスと感じました。

ショーの後半には、ゴーグル風のアイウェアが登場し迫力あるスタイリングに更なる追い討ちをかける。

モデルのウォークも今回は特に大振りで、サカイのハイブリット感をさらに盛り上げていました。

デザイナーの破天荒とも言える特化した才能を改めて感じたコレクションでした。

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▼パリモンテーニュ通りのニナリッチは、この春トレンドのストライプが目を惹くウインドウです。

2階のショールームに上がる途中にデザイナーのギョームアンリが先日のパリコレを終えてホッとした様子で一服していました。

軽く挨拶して展示会場へ。

まず目に入ってきたのは、画家マリー・ローランサンが得意とする

パステルカラーを巧みに使って描かれた女性の顔のプリントです。

力強いけど、どことなく儚く物悲しい面も持ち合わせるという現代のパリ女性を表現出来るのは、

卓越したギョームアンリの持つ美意識の高さからなのでしょう。

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▼ニナリッチのバイイングを終え、シャンゼリゼ通を南に下ると、

グッチ、クリスチャン・ディオール、セリーヌ、ルイ・ヴィトン、ヴァレンチノなどの

高級ブランドショップがずらりと軒を並べます。

その中程、最高級ホテルのプラザ・アテネの前はまるでモーターショーのよう。

豪華な高級車にうっとり。

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オーナーバイヤー岩高

2017年秋冬 パリコレバイイング3日目

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2017年秋冬ドリスヴァンノッテンは、今回でパリコレ100回記念を迎え、

過去のコレクションを振り返り、今までのプリントを復活させ、

その生地の上に新しいものを載せるという手法で、

未来に向け発信するドリスの意気込みを魅せたショーでした。

それに伴い過去往年のファッションモデルがランウエイに登場。

ドリス氏の発想の豊かさに感動したコレクションでした。

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▲デザイナー、ドリスヴァンノッテン氏

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バイイングは殆ど地下鉄かひたすら歩きで移動します。

今回は携帯の傘も壊れる程天気の悪いパリですが、今日は少し晴れ間がでました。

いつも通るマレ地区の公園でほんの少し休憩です。

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▼パリに来る前からこの春こそ白のスニーカーが欲しい!と思っいて、

MM6のダブルソールのスニーカーを買う予定にしていたら出発前日に売れてしまいました(;_;)。

(というか気に入ってくださったお客様にお勧め致しました)
マレ地区のレクレルールはパリに来たら必ず立ち寄るセレクトショップ。

そこで何と超かっこいいイタリア製の白のレザースニーカー!

Oxs Rubber Soul (オー・エックス・エス・ラバーソール)をみつけてしまいました。

特に気に入ったのは、ソールがラバーで、レザーとラバーの継ぎ目がないデザイン。

早速明日から履きたいけどこの雨では出番あるのかしらね…。

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▼パリコレビッグニュースです!

オリヴィエ・ティスキンスが自身のコレクションをスタートすることなりました。

今から約12年前、ロシャスのアーティスティックディレクターとして鮮烈なデビューを果たしてから、

その後ニナリッチのデザイナーに抜擢され、

その卓越した抜群のセンスと繊細なデザインは瞬く間にマトッティの顧客様を虜にしたものです。

2017年秋冬はリヨン駅の神秘的なレストランLe Train blueでコレクションが披露されました。

『暗闇が現代のブルジョワジー達の自尊心をもて遊ぶ…』

これまでのティスケンスの軌跡と記憶を辿るかのように

何世紀にも続くヨーロッパの技術を寄り合わせて新たなテクスチャーとシルエットを創造しています。

セオリーのグローバル・アーティスティック・ディレクターとして更にキャリアと実績を積んだティスケンスは、

辞任後2年の準備期間を経て満を持してこのコレクションをスタートさせたのです。

マレ地区の閉鎖されたショールームでその作品は一本の長いラックにサンプルが並べられていました。

マトッティから姿を消して約10年ぶりの

ティスケンスの新しい世界に出逢えた瞬間は涙が溢れそうになりました。

バイヤーとして、こんなに懐かしく、

愛らしく思えるブランドはティスケンスだけかもしれません。

再びマトッティのトルソーが、

彼の作品に飾られるのを今から心待に待ちにしているのは私だけではなく、

彼の作品を纏ってきた女性だったらきっと誰でもそう思うに違いありません。

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▼オリヴィエ・ティスキンスの秋冬コレクションを無事オーダーした後は、

パレロワイヤルのジョイスで行われるオリヴィエ・ティスキンスのシューズの発表イベントに行きました。

雰囲気ある中庭を取り巻く回廊を進むと、そこがパーティー会場です。

そこで何とオリビエ・ティンスキンスに逢えたのです。

彼は黒のフォーマルなスーツで足元は赤のソックス。

感激で頭も真っ白になりながら、穏やかな表情で記念撮影にも動じてくれました。

(実は10年前の私の本にも彼との2ショットを載せていますので今回が2度目です)。

新作のシューズはレースアップのブーツが、

グレイッシュで淡い雰囲気のパネルを背景に並んでいました。

久しぶりにシャンパンでお洒落な人たちとパリらしい夜を時間を過ごしました。

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オーナーバイヤー岩高

 

2017年秋冬 パリコレバイイング2日目

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ハイダーアッカーマンのインビテーションチケットが

今回もホテルに届かず心配していましたが、

無事会場で頂き中へ、会場はブルーにライティングされ透明感ある世界です。

私のシートは2列目のC11です。

30分遅れでショーがスタート。

ファーストルックは全身黒。

ヘアーにも黒布とネット纏いまるで喪服を感じさせる。音楽は争う声と時折大砲のような音が心の底から響く。治まることのない戦争とその戦没者への鎮魂であろうか。

デザイナーの世界平和を強く願う魂が宿った最高のコレクションを賞し、

フィナーレは自然と大きな拍手喝采が鳴り響き続けました。

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▼2017年秋冬オスカーデラレンタ。

創業デザイナーオスカーデラレンタの右腕としてDNAを受け継いだ「ローラーキム」の初のコレクションです。

オスカーデラレンタ氏のデザインした過去の宝物である

アーカイブを忠実に現代化したとても若々しく美しいコレクションでした。

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▼2017年パリコレのオディは、デザイナー自らがプレゼンテーションをしてくれました。

新作はプレコレクションにもぴったり合うスタイリングが特徴です。

華やかなブランドの色柄も見てるだけでワクワクしてきます。

マレ地区のお花屋さんも春のお花で満開でした。

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▼ニナリッチパリコレは、シャンゼリゼのグランパレで華やかなショーを行いました。

会場ではファッションディレクターの関本様にもお会いできました。

パリでお茶でもしようと約束しながらいつもお互いハードスケジュールでゆっくりとお話しできずにいます。

パリコレこそ日本のバイヤーさん達とのコミュニケーションがとれる場所でもあるんです。

そして、会場内に続々とファッションセレブリティが顔を揃えます。

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雨の晴れ間に何とか撮影!

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ファッション関係者が続々と集まってきます。

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今回のシートは、ab65

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▲ランバンの新デザイナー、ブシュラジュラールのブルゾンが今回のパリコレで活躍しています。

勿論ランバンのミニショルダーはお揃いで欠かせません。

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▲銀座松屋のファッションディレクター関本さんはいつもお洒落ですね♬

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▼2017年秋冬ニナリッチは、パステルトーンの優しいカラーがとても素敵なコレクション。

テーマは「アーバン カウボーイ」。

都会的なカウボーイガールという力強い女性です。

一方相反するピエロが登場し、物悲しい儚げな顔も持ちあわせる

二面性を持つ複雑な都会のストーリーもイメージさせます。

ギョームアンリの粋な感性がまばゆいばかりのコレクションでした。

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オーナーバイヤー岩高

2017年秋冬パリコレバイイングスタートしました。

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▼2017年秋冬レディースパリコレクションが今日からスタートします。

少し早起きしてオペラ座からセーヌ川まで散歩しました。

ヴァンドーム広場はジュエリーショップの立ち並ぶ、ラグジュアリーな場所。

ココ・シャネルが晩年住んでいたリッツ・カールトンホテルも長年かかった改装を終えていました。

朝焼けに飛行機雲が見えました。

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▼初日はギャラリーラファイエットから。

というのは何と化粧品等を忘れてきてしまったことに朝気づいてショック!

朝から化粧品を買いに走りました。

しかしそのお陰で久しぶりに美しい吹き抜けの天井を見ることができました。

2階のFENDIはクリームホイップで飾られたFENDI車がディスプレイ。

ピエールエルメのショーケースのマカロンも流石豪華な色合わせ。

その他一通りメジャーブランドも一斉にリサーチ出来たので、今回のバイイングに役立てます。

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▼イギリス発ブランドToogood(トゥーグッド)のショールームへ。

Toogoodは家具やオブジェクトのデザイナーであるFaye Toogood(フェイ・トゥーグッド)と、

洋服のデザインや商品開発を手掛ける

Erica Toogood(エリカ・トゥーグッド)の姉妹からなるファッションブランド。

アイテムは全てユニセックスで独特のボリューム感が特徴です。

そのキャリアが、この春「ブリティシュファッションカウンシル」に

次世代のデザイナーとして6人の一人にノミネートされました。

時代がようやくブランドに追い付いてきたと感じるToogood、

2017年秋冬からSHELTER2でセレクトスタートです。

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▲向かって左が、家具やオブジェクトのデザイナーである姉のFaye Toogood(フェイ・トゥーグッド)。

右が洋服のデザインや商品開発を手掛ける妹のErica Toogood(エリカ・トゥーグッド)。

姉妹でこのブランドを大切に育ててきた。

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▼ディプティ、メンズ。テーマはSTONE(石)。

まずはショールームの奥正面のグレーの極少の石を敷き詰めた床に目を奪われました。

そしてその上には二つの椅子。

その椅子の座席部分にも同じ石が敷き詰められ、

座っても石が服に付かないというトリック的な演出は圧巻です。

ジャケットの襟やシューズには石をシリコンで固めたものが貼り付けられ、

ニットにはハンドメイドの生地を貼って石柄を表現していました。

ホースコードバンのレザーブルゾンには空気や水を一切通さないダイバーが使う特殊なジッパーを使用。

デニムパンツは全てセルビッチ。

その他にもまだまだ沢山のディティールを駆使したアイテムは

きっとメンズのお客様の興味を益々高めることでしょう。

(あいにくショールーム内の画像はNG)

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▼バイイング初日もあっという間に終了。

夜は私達が尊敬するとある方と、凱旋門近くの素敵なレストランで共に

ファッションへの熱い想いを語りながら最高のフレンチを頂きました。

私達の専門店を取り巻く環境は、年々厳しさを増しています。

そんな中、パリのデザイナー達は、世界で起きる戦争や危機や不条理な現実に正面から向き合い毎シーズン、

コレクションを通し心の内を表現し訴え続けます。

私達専門店はそれを独自の哲学を自店を通しお客様に伝え続けてきました。

しかし私達もそれだけではなく、

見通しのたたないファッション業界に常に危機感を持ち続けながらも前に進むことを止めず、

次世代にも受け継がれる新しい基盤を作ることを始めて行かなければならない使命感に駆られています。

明日から始まるレディースコレクション。

デザイナーから沢山の勇気と感動を貰えるパリコレに感謝です。

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オーナーバイヤー岩高

 

 

2017年秋冬 東京バイイング

 

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▼2017年秋冬MM6メインコレクションのバイイングは東京で。

過去の産物を時代と共にアップデートさせて近代化していくプロセスを

MM6独自のロマンティクでカジュアルな世界で表現しています。

ピンク色のレンズを透してみると、素敵な薔薇色の世界が広がるという、

楽観的で、温かみのある、くつろいだアイテムが沢山揃いました。

久しぶりの東京。お部屋から美しい東京タワーが見えます。贅沢な時間を過ごせることに感謝です。

 

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▼朝焼けの東京タワーも感動的です。

2017年秋冬サカイの展示会は南青山のオフィスビルで先月末に青山のショップでバックのプレゼンテーションを兼ねたパーティーが行われ

その時のお土産のアイシングクッキーといつものチロルチョコがお出迎え。

また阿部さんが銀座のとりばコーヒーご愛用のスペシャルプレンドコーヒーも出していただきました。

秋冬コレクションのメインテーマは「CUT UP」。

一つのものをカットして再構築するサカイ得意の手法が新作として沢山登場しました。

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▼2017年秋冬08サーカス。

1月にパリで新作を先に発表しましたが、ラシャンブランの黒崎と東京の展示会に最終オーダー入れに行きました。

目黒のショールームは春の陽射しが射し込む広々とした

とても気持ちの良い空間に美しいシルエットとカラーの新作が並んでいました。

ラシャンブランの黒崎は、初めて会うデザイナーの森下氏との記念撮影に成功!

芸能人のファンも多く、ショールームには田辺誠一と大塚寧々ご夫妻もご来場されていました。

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オーナーバイヤー岩高

2017年秋冬 パリバイイング 最終日

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パリ、2017年秋冬バイイング最終日は、ma+クロス。クロスのレディースは今世界的にとても好調のようです。それは私も納得。バイイングの時はどんな格好で行かれるのですか?とお客様からもよく聞かれます。バイイングにはプレコレクションと、パリコレクションと2回あるので、今回のプレコレクションには、クロスのように、リラックスしながら、動きやすく、サンプルの試着がしやすいファッションアイテムを選びます。

出張前日にお店に並ぶクロスのオレンジ色のジャージチュニックが自分のほうを見ている気がして今回はこれかな!という乗りでセレクト。パリは氷点下の寒さと聞いていましたので、ロングのムートンを着ていくことにしていましたから、その下に着れるクロスの煉瓦色のロングニットも購入しました。

クロスのショールーム内の画像はNGですので、いつもの中庭からクロスのスタイリングをご紹介を致します。

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いつものクロスのショールームの中庭。

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オレンジのチュニックは少し厚手のジャージ素材。煉瓦色のニットはヤックという素材で、カシミヤと同じ極上の肌触りと軽さと暖かさを兼ね備えています。他に黒とボルドーの2色があります。

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胸元は、お気に入りのワークスタットのシルバーネックレスを。

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ボトムはレザーレギンスで、ニットのコーディネートに少しハードさを加えます。

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そして今回のバイイングで最も重宝したクロスのレザーバック。クロスならではの柔らかさと肌触りが気に入っています。バイイングには携帯とお財布とパリの地図とリップが入るちょうど良い大きさでした。

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パリの街を歩き回れるアンドゥムルメステールのローヒールブーツがバイイングには欠かせません。

2017秋冬は、新素材でオレンジのチュニックと同型のアイテムが登場します。またレンガ色のニットに代わるものとして、カシミヤのニットコートと、ショート丈のフード付きニットが、赤、白、黒と、とても可愛かったのでオーダー入れました。

続いて社長のメンズクロスをご紹介します。

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ロング丈の羽織は、少し表面が極細のリブ状になっています。伸縮性に優れた気心地の良い素材です。2016秋冬一番活躍したアイテムだったとの事。

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パンツは定番のヘビージャージ。カーボンカラーのクロス独特の色のニュアンスが絶品です。ブーツは毛穴が特徴的なピッグリバースのスパイラルジップです。

そして中庭の一角には、アーティストDusan Reljinの作品が飾られていました。

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Dusan Reljinは、写真家・プロデューサーとして知られ、Robert Del Naja率いる1.6という世界的に有名なグループの〝Massive Atack”という曲をプロデュースしたことでも有名です。

そして、パリに行く前にクロスから初の動画が送られてきました。フィルムのスタイリングはLario Steeleとma+の2017秋冬コレクションで、ムービーはma+のプロデュースによるものです。

テーマ『HOLD HARD』

http://maurizioamadei.it/hold-hard/

直訳:昨今、私達にとってショッキングな挑戦やイベントを体感する事が益々多くなってきています。そんな中私達は立ち上がり続け、一歩も引かないひたむきな姿勢を保つ事『HOLDHARD』が必要です。フィルムは2016年9月にNYで撮影され、翌年1月20日にリリースされました。『HOLDHARD』〝一歩も引かないひたむきな姿勢を保つ”その時です。

アマディ氏は、この動画を作ることにより、デザイナーである自分自身の〝常に一歩も引かないひたむきな意志”は、離れていても、私たちバイヤーや、バイヤーの向こうに自分の作品を待つユーザーに伝えられると信じていると伝えたかったのではないかと思います。

そして、もう一人が、元デザイナーアンドウムルメステール女史の言葉『WHAT REMAINS IS FUTURE』。

 直訳:未来に私達は何を残すのか、残せるだろうか…。

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アンドウムルメステールが2014年に東京に来日した際に限定で作られた記念のキャンバス地のバックです。

私もパリでクロスのバックとセットでずっと持ち歩きました。

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『WHAT REMAINS IS FUTURE』

未来に私達は何を残すのか、残せるだろうか…。

この言葉は、2017秋冬プレコレクションのアンドウムルメステールのテーマ『LAVENIR』〝未来”にも繋がっていいます。

バイヤーとしての私は未来に何を残せるのだろうか…。

自分自身に置き換えてみる。バイヤーとしての使命は単なる商品を買うことではなく、デザイナーと出会い、その作り手のメッセージを服を通し、ファッションを通し、それを纏い着る事で心の安らぎや満足を得る。それはストレスの多い日常には大切な時間を持つ事であり、重要な事なのです。

クロスの服を着てパリのカフェで休める心地良さ…。

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その気持をバイヤーが自分のお店に持ち帰り、自分のフィルターで表現し、一緒に働く信頼するスタッフに語り継ぎ、そして一人一人のかけがえのない言葉により、お客様に受け継がれていく…。

私たちが未来に残せる事とは、日々のそんなことでいいんだと思う。

3月2日から再びパリコレ。また新たな感動を受け継いでまいりますね。

オーナーバイヤー岩高

2017年秋冬パリバイイング4日目。

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▼パリ、バイイング4日目はアンドゥムルメステールから。

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ロマンティックとダンディズムをミックスし、

男と女を越えたジェンダレスが作品の中に表現されています。

ダンディズムのジャケットに女性らしいレースやチュールを組み合わせさらにロングリボンをたゆませる…。

メンズのショーにも女性モデルがメンズを装い美しく且力強い芯の強さを放っていました。

テーマはLavenir(アベニール)「未来」。

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▼アンドゥムルメステールのショールームでのバイイングでは、

気に入ったアイテムを、一つ一つモデルに着せて

商品のシルエットや何通りもの着方そして前身のスタイリングをしっかりとマスターし、

その次に沢山の画像を撮ります。

その為気がつくと時間超過!は常々です。
展示会場は、一見メンズに見えるダンディズムなスタイリングのトルソーやシューズがショーのイメージを伝えています。

季節のフラワーアレンジもいつも素敵です。

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▼続いて、オスカーデラレンタ2017年秋冬プレコレクション。サントノーレのショールームでは、いつもの豪華なロングドレスが世界のバイヤーを魅了していました。

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秋冬は、故オスカーデラレンタの故郷南米のエスニックな美をプリントやジャガードで表現。

またカラーも目が覚めるような鮮やかなグリーン、レッド、ブルー、ボルドー等が南米独自の魅力を彷彿させます。

ニューヨークで初めてクチュールエレガントを確立した故オスカーデラレンタに、

デザインチームが心から敬意を表した品格ある豪華で美しいコレクションでした。

 

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こちらのドレスはシルクタフタ金糸で葉柄を織り込んである高級感ある素材です。色はネイビーとレッドの2色です。MATTOTTIではオスカーデラレンタの定評あるふんわりしたAラインスカートをオーダーしました。

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オスカーデラレンタは、ニューヨークを代表するクチュールブランドということもあり、パリの前に一足早くニューヨークでショーを行いました。下記アドレスからご覧ください。

https://www.facebook.com/oscardelarenta/videos/10154764542564876/

Hair by Frederic Fekkai
Makeup by MAC Cosmetics

オーナーバイヤー岩高

 

 

2017年秋冬パリバイイング3日目。

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パリ、バイイング3日目。

ニナリッチ、プレコレクション。

ショールームに入って直ぐに明るく爽やかな雰囲気を感じました。

テーマはカーボーイ、ウエスタン。

ギョームアンリによってナチュラルでエレガントなウエスタンが表現されました。

カラーも薄いピンクやラベンダー、素材はコーデュロイやベルベット、ダウン、パラシュートシルク等、

メンズライクな素材をニナリッチのフェミニンされたコレクションでした。

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▼ニナリッチのショールームからマルジェラまで歩いて15分ぐらい。

モンテーニュ通りからセーヌ川へ下るとエッフェル塔が近くに見えます。

今日のパリはスモッグの影響で昼間の太陽が雲ってこんな雰囲気でした。

そして少し坂を上がるといつものお花屋さんです。

店内にはもうチューリップが並んでましたよ。

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▼メゾンマルジェラ、2017年秋冬プレコレクションは、

オーセンティックでクラシックな洋服を

ブランドソースのアーティザナルからアイディアを引き出し

日々のワードロープに表現しています。

40年代のエンブロイダリーの写真をプリントした柄、

イギリスのメンズのハリスツィードをレディースのフェミニティに駆使したデザイン等、

クラシックにガリアーノの破滅的な面々をミックスさせ、

それが最終的には感動的でエレガントなコレクションを完成させています。

(残念ながら画像は一切禁止)

そして今夜もショールームの窓からエッフェル塔が8時と同時に

キラキラと輝き始めた瞬間を観ることができました。

昼間のスモッグもまだ空に残っているのでしょう、塔上の方は輝きも霞んでいます。

しかしそれもまた幻想的だからパリという街は魅力に富んでやみません。

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▼サントノーレのコレットのウインドゥは、ヴェットモンに変わっていました。

コレットのウインドゥは常に新しいファッションを牽引しています。

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▼そして、パリの街の壁にはさりげなく貼られたファッションブランドのポスターがcool!

どこを歩いてもアートが一杯です。

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オーナーバイヤー岩高

2017年秋冬パリバイイング2日目。

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ハイダーアッカーマンのショールームは季節のお洒落な

フラワーアレンジがデザイナーのセンスの良さを伺わせます。

人気の定番素材となったスウェット素材は着心地の良いジャケットアイテムとして登場。

マスタードやイエロー、バイオレットやレッド等の独自の色目は

彼の得意なカラーセンスだからこそ。

メンズライクでロマンティクな秋冬プレコレクションはオーバーブッキングしてしまい、

やむ無く何点か諦めたものもあるほどです。

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ラシャンブランのドイツブランドオディもパリでプレコレクションを発表しました。

秋冬はカラーのバリエーションがとても豊富です。

またフレンチドックやプードル等犬のプリントが

とってもユニークでスタイリングのスパイスになっています。

素材感も優れた実力あるデザイナーの力強いアイテムの数々にご期待下さいませ。

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08サーカス秋冬コレクション。

パリではデザイナーの森下氏が直々にプレゼンテーション説明してくれました。

特に今回のこだわりはカッティング。

袖が膨らんだベルスリーブ、

肩下がりのオフショルダーに丸みを持たせたデザインが見られます。

その他、ダーツ、ニードルパンチ、ビッグサイズ、アシメトリー等、

沢山のデザインに遊び心がたっぷり入った素晴らしいコレクションです。

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ショールームの合間にサントノーレのウインドゥをチェック。

マンダリンパリのアートや、チョコのジャンポールヘブン等

ディスプレイがパリのストリートを盛り上げます。

人気のコレットのウインドゥはトムブラウンのサーフボードファッションがユニーク。

しかしコレットには沢山の人で入れませんでしたよ!

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今日はスタッフ斎藤のbirthday。

来月誕生日を迎えるスタッフ黒田のbirthdayも一緒に、

ポンヒドウセンターの最上階のジョージアでお祝いしました。

エッフェル塔が遠くに綺麗に見えるお洒落なレストランです。

エッフェル塔は夜9時と同時にキラキラと輝き始めました。

二人の未来も益々これからもキラキラと輝き続けますように…。

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オーナーバイヤー岩高