2018年パリコレバイイング報告 Vol.6

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▼パリ3区のハイダーアッカーマンのショールームは、朝からバイヤー達で大混雑。

コレクションの賛否は翌日から始まる展示会の賑わいで分かります。

まず目につくのが白と黒のベースカラーに差し込む赤やピンクのブロックカラー。フェミニンでロックなハイダーの春夏オーダースタートです。

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▼ハイダーアッカーマン春夏は、一つ一つのアイテムにデザインがしっかりと施されたコレクションでした。

テーラリング、カッティング、フォルム、ステッチ、ライン、カラーブロックが、ハイダーらしいエレガントでフェミニンなスタイルを表現しています。

特にジャケットは、脇下を開けたデザインに、パイピンクのトリミングがバランス良く仕上げられています。

ベストもジャケットのテーラリングがそのまま使われしっかりとしたインパクトを伝えています。

またハイダーの代表的な人気の定番になりつつあるMA1は、春夏らしい軽く光沢ある表面素材で変化をつけた新作を作り出していました。

カラーは赤、白、イエロー、黒をベースに、それらのカラーブロックもモダンさを感じさせます。

完成度の高いプレコレクションに続き最高のフェミニンを魅せてくれたハイダーでした。

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▼パリのコレットのウインドウはトムブラウンに変わっていました。閉店まであと3か月。

コレットを誰かが引き継ぐのか、サンローランのショップになるのか、憶測が飛び交います。来年の1月にパリに来たときにまた報告しますね。

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▼パリ、サントノーレ通りは、ハイブランドのウインドウが街を華やかに飾ります。

ルイヴィトンは、ヴァンドームの角に派手な外装のショップをオープンしていました。

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シャネルは、カンボン通りと交差する辺りにまたショップが出来るようです。工事中の看板もお洒落です。

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フェンディも冬のバッグや雑貨が賑やかな色目を並べています。 

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ランバンは先日ショーを行ったばかりの新クリエイティブディレクターラビドスの春夏コレクションがディスプレイされていました。

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ラデュレは、虹色のウインドウ。

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ストリートの左右にはwelcome fashion weekのアーチが掲げられていました。

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▼今日のバイイングスタイルは。ランバンのニットベストで。左肩の大振りの黒とオレンジのフェザーが一際目を惹きます。

ニットの前身部分は大きめの縄編みがカジュアル感を出してくれます。上質なウールなので、とても軽く着やすいです。

下にはシルクのブラウスを重ね着しています。

寒くなれば長袖のタートルニットを着ればいいので、ニットベストは今の季節から真冬まで長く着れるのでとてもお勧めです。

ブシュラ・ジュラール最後のコレクション。大切に着ていきたいと思います。

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オーナーバイヤー岩高